「やさしい日本語で渋谷のスポット案内」を実施しました!(1/31)
1月31日(水)神田外語大学の留学生を渋谷に招いて、やさしい日本語で楽しいひとときを過ごしました。
2023年度、短期大学部大塚ゼミでは、集英社の雑誌『MORE』のWebサイトで全国各地の魅力を伝える「MORE JAPAN」の人気記事を日本に住む外国の人などにも伝わりやすいよう、やさしい日本語に書き換えるプロジェクトに参加しています。7月からはゼミ学生たちが書き換えた記事を神田外語大学の留学生にチェックしてもらい、ブラッシュアップしてもらう形で連携を行ってきました。しかし紙の上でのやりとりだけでは物足りないとの声があり、このたび新たな取り組みが実現しました。
本ゼミは「2023年度ゼミナール等による学術的な活動活性化費」を利用して10月の常磐祭で「やさしい日本語で渋谷のスポット紹介」の展示とe-book配信を行いました。これは学生たちが選んだ大学近辺のお店を取材し、やさしい日本語で紹介するという取り組みです。
今回は神田外語大学の留学生に「一番行きたいお店」を投票してもらい、最多票を得たお店に留学生を招待し、本学ゼミ学生がやさしい日本語でエスコートするというイベントを企画しました。投票で選ばれたのはMOJA in the HOUSE—広々した空間とオリジナリティあふれるお料理で人気のお店です。
両大学の試験期間が終わった1月31日(水)、各大学から5名ずつが集まりました。
2つのテーブルに分かれて座ったその瞬間から、にぎやかな雰囲気で会話が弾んでいました。話題はそれぞれの出身国?地域の紹介、大学生活から趣味の話まで多岐にわたり、始終笑い声が絶えませんでした。
食事の後は徒歩で大学に移動。担当の学生が前もって考えたプログラムに沿って、学内を案内しました。図書館のソファーやグループ学習スペース、ガラス張りの教室に歓声が上がりました。10階スカイラウンジを散歩して記念撮影を行った後、エレベーターからの景色を楽しんでもらいました。
これまでの活動ではやさしい日本語で「書く」ことが中心でしたが、今回は「話す」ことを体験しました。事後アンケートでは5名中2名が「話す方が難しかった」、3名が「やさしかった」と回答しました。「難しい」理由は「考えながら同時に話さなければならないため」、一方「やさしい」理由は「ジェスチャーも使える」「理解できたかどうか反応が見える」ためでした。
今後も神田外語大学のある海浜幕張を取材して大学周辺のお店紹介ガイドブックを作成したり、神田外語大学の日本人学生とも協働した取り組みを行ったりといった形で、連携を深めていく予定です。次の企画が今から楽しみです。
参加した学生の声
?留学生のみなさんが少しでも日本を好きになってくれたらうれしいです。
?大学を案内したとき、興味を持って質問してくれたのがうれしかったです。
?やさしい日本語を極めると共に、英語も学びたいと感じました。
?今後も外国人と交流する際には、今まで学んだやさしい日本語を使ってコミュニケーションを取りたいです。
?日本語が話せないと思われて英語で話しかけられるのが少し寂しいという留学生の話を聞いて、やさしい日本語の必要性をとても感じた一日になりました。
神田外語大学留学生の声
?観光客の目には見えない日本人大学生の生活や就職活動など、色々なことを知ることができました。
?どの留学生にもたくさん話しかけてくれたのでうれしかったです。
?今日はたくさんの大切な思い出ができて、本当に感謝しています。
?実践女子大学の学生はすごく優しくて、とても面白かったです。
?日本の学生の友達を作るときはいつも不安がありましたが、今日の学生はやさしい日本語を使ってくれて、色々な会話ができました。