生活環境学科の学生が「(仮称)日野市子ども包括支援センター『みらいく』」の建設現場見学会に参加しました(11/7)
生活環境学科2年生74名が11月7日(火)、『建築施工』の授業で「(仮称)日野市子ども包括支援センター『みらいく』」の建設現場見学会に参加しました。
「(仮称)日野市子ども包括支援センター『みらいく』」は、本学園と日野市が2017年に締結した「子育て支援に関する連携協定」に基づき、日野市に無償貸与している神明キャンパスの一部に建設しています。
『みらいく』の建設現場見学会には、生活環境学科の選択科目「建築施工」の担当教員である岡村珠穂先生と、授業を履修している生活環境学科の学生ほか、本学園の木島葉子常務理事と周東正紀キャンパス計画室部長が参加しました。
11月とは思えない強い日差しが降り注ぐ中、日野市建築営繕課の職員や、『みらいく』の設計?監理を行なっている(株)徳岡設計の担当者、施工を担当している眞生工業株式会社の担当者から、建物の概要や、現場見学をする上での注意事項など説明を受けた後、見学がスタートしました。
その後、参加者たちは3班に分かれ、1階から3階まで見学しました。学生たちは図面と実際の建設現場を見比べながら、竣工後には見ることが難しい天井裏の様子や、トイレの配管、壁の内側の様子など熱心に見ていました。
各班には一人ずつ工事関係者が同行してくださったため、学生はフロアごと現状どのような作業が行われているのか、見学のポイントなど詳細な説明を受けながら見学することができました。
普段はなかなか見学することができない、作業中の建設現場見学会ということもあり、学生の中には工事関係者に積極的に質問をする姿や、熱心にメモをとる姿も見られました。
学生たちにとって、講義とは違う「体験することでわかる学び」が深まったとても貴重な機会となりました。
担当教員のコメント
岡村 珠穂 非常勤講師(大学教育研究センター)
私の担当する建築施工の授業は多くの建築専門用語が飛び交い、座学ではかなり情報量の多い授業です。コロナ禍の中リモートになり授業のサポートにも試行錯誤する中、実習も出来ない時期がありました。やはり「百聞は一見にしかず」で現場を直に見て感じる事で大きな学びとなる事は間違いありません。
もう10年以上も現場見学体験実習を行なって来ました。毎回70名を超える学生さんを同行して実習を行うには、施主様はじめ建設会社の方や建築現場の方々のご協力あって実現出来る事です。今回のような大きな現場は大変貴重であり、学生にとっても大きな学びとなった事は間違いありません。
建築施工の授業を通して、ものづくりの難しさだけでなく視野と感性を広げる学びのお手伝いをするのが私の喜びでもあります。このような体験をきっかけとして、本学生の皆さんが将来活躍してくださることを楽しみにしています。