本学と本学園中高が、芝浦工業大学と連携協力協定を締結しました!「文理融合」の研究?教育や理数系教育の強化が期待されます(12/11)
実践女子大学と実践女子学園中学校高等学校は12月11日(月)、東京都渋谷区の本学渋谷キャンパスで、芝浦工業大学とそれぞれ連携協力についての協定を締結しました。国内有数の理系大学として知られる芝浦工業大学とそれぞれ協力関係を築き、大学は「文理融合」の教育?研究環境の実現、中高は理数系教育の格段の強化などに取り組みます。
グローバルな人材育成でシナジー効果期待
協定は、それぞれ相互の人的?知的資源の交流を通じて、学生?生徒の教育活動の活性化や人材育成などを目標に掲げました。
このうち大学間の連携協力は、とりわけ国際交流の連携も重点に打ち出したのが特徴です。芝浦工業大学は理工系単科大学ながら私大理系で唯一「スーパーグローバル大学」(SGU)に認定されるほどグローバル事業が充実しており、実践女子大学が教育目標に掲げる「社会を改革し未来を切り開いていくグローバル人材の育成」とは、とりわけシナジー効果が期待されます。
理数系教育充実の可能性広がる
また中高との連携は、本学園中高の理数系教育の強化を強く意識した内容となりました。本学園中学校は理系を志望する生徒が増加。国内トップクラスの理系大学は、理数系教育の充実を急ぐ本学園中高にとりベストパートナーの一つであることは疑いありません。中高クラスに対して大学教員による出前授業や芝浦工業大学に生徒が出向いての研究室訪問など、新たな可能性が広がりました。
締結式は、12月11日(月)16時20分から20分間、本学渋谷キャンパス(創立120周年記念館)1階のプレゼンテーションルームで行われました。実践女子大学の難波雅紀学長と実践女子学園中学校高等学校の湯浅茂雄校長が、それぞれ芝浦工業大学の山田純学長と協定書を取り交わしました。
「本学単独で提供できない価値提供を」-難波学長
本学の難波雅紀学長は、協定書の調印終了後に「国内トップクラスの理工系単科大学であり、SGU校でもある芝浦工業大学との連携は、本学にとり非常に大きな意義がある」とあいさつ。「今後『文理横断的な論理的な思考力』を学生が身に付けたり、グローバル化を推進したりするいった多様な連携を念頭に置いて、本学単独では提供できない新たな側面の価値提供の拡大を図りたい」と語りました。
「願ってもない連携」と強調-湯浅校長
また、実践女子学園中高の湯浅茂雄校長も、「芝浦工業大学との連携は、本校にとり、とても大きな意味を持つ」と連携を歓迎しました。その上で「本校で理系志望の生徒の割合が年々増えている」と語り、「理数系教育を強化する途上にある本校にとり、芝浦工業大学との連携は願ってもないことだ」と強調しました。
「理工系女性人材の輩出で相乗効果を期待」-山田?芝浦工大学長
これに対し、芝浦工業大学の山田純学長は「2013年10月に男女共同参画推進室を設置し、女性教員と女子学生の拡充に努めてきた」と紹介。今回の連携をきっかけに「連携がさらなる相乗効果をもたらし、より多くの理工系女性人材を輩出することが期待される」と応じました。
私立理系唯一のSGUで日本のグローバル理工学教育を牽引
芝浦工業大学は1949年に創立。工学部とシステム理工学部、デザイン工学部、建築学部、大学院理工学研究科の4学部1研究科を擁し、江東区の豊洲キャンパスとさいたま市の見沼キャンパスで大学院?大学学部の学生9,467人(2023年5月1日現在)が学びます。文部科学省のスーパーグローバル大学に2014年に採択され、私立理系唯一のスーパーグローバル大学(SGU)として、日本のグローバル理工学教育を牽引しています。