男性向け料理教室「メンズ?キッチンカレッジ」~第三回 和食:太巻き寿司~ を実施しました
10月20日(土)日野キャンパスでは、男性向け料理教室メンズ?キッチンカレッジが行われました。晴天のもと、15名の方が参加されました。
「メンズ?キッチンカレッジ」は、本学食生活科学科の教授が講師、ゼミの学生がアシスタントとなり、共働き家族や高齢家族が必要としている栄養バランスのとれた日常料理の調理を指導するプログラムです。今年度最終回にあたる第3回目は、「太巻き寿司」「茶わん蒸し」「肉じゃが」といった家庭的な和食のメニューでした。
食生活科学科?数野千恵子教授によるデモンストレーションに続き調理を開始!参加者の人数の都合により、2人班と3人班で分かれ、計6班で行いました。今回は、普段いただく身近なメニューのためか調理は順調に進みました。
「太巻き寿司」は酢飯をきっちり平らに敷き詰めることがコツ。米粒がたくさんついた手で何とか均等にと頑張る参加者の姿も見受けられました。
「茶碗蒸し」の主だった材料は卵ですが、卵は強火で加熱してしまうと、たんぱく質が急激に固まり泡を作ってしまい、「す」が立つ原因になるので注意が必要となります。しかし、茶わん蒸しはどの班も「す」が立たず、滑らかでプリンプリン!
家庭料理の代表「肉じゃが」は、不思議とホッとする香りで調理室を「幸せ空間」に仕立てあげてくれました。
メンズ?キッチンカレッジ恒例、試食時ミニレクチャーは大澤朋子先生が担当。先生が最近取り組んでいる社会福祉に関するご研究について分かりやすく解説いただきました。レクチャーに続き、前回に出題した「宿題」を披露する時間となりました。参加者は、それぞれご自宅で復習をかねて調理した料理を写真やイラストなどで紹介してくださいました。中には、「Papa a la huancaina」というスペイン料理をレシピの紹介と試食を用意してくださった方もいました。
メンズ?キッチンカレッジは、講義の全3回を固定メンバーで実習を行います。「同じ釜の飯を食う」効果なのか、食を通した情報交換や知人の輪は確実に拡がっている様子でした。
教室終了後のマークシートによるアンケート調査(4件法)からは、
「料理の手順には、意味があることを実感できましたか」(とても該当する:12/15)、
「料理は、完成イメージを持ちながら調理することが大事なことを実感できましたか」(とても該当する:11/15)
など高得点の回答が得られました。また、今後作ってみたい料理には「魚をさばいてみたい」、「フレンチ料理」、「電子レンジを使った簡単料理」や「松花堂弁当」などがあがりました。「こちらこそありがとうございました!来年も楽しみにしております」と書いてくださった方も。参加者のアンケートが教職員一同の励みになりました。ありがとうございました。
2017年度より開始したメンズ?キッチンカレッジは、来年度も開催予定です。
皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
(文責 高橋桂子)