小中高「家庭」担当教員向けセミナー「『高齢者』『環境』と『新学習指導要領』を学ぶ」を開催
8月22日水曜日、渋谷キャンパス402講義室にて、小中高「家庭」担当教員向けセミナー「『高齢者』『環境』と『新学習指導要領』を学ぶ」を開催しました。これは、本学の「教育プロジェクト」として新規に採択された事業のひとつ「現職?潜在の学校教員を対象にした『リカレント教育』の実施」(プロジェクトリーダー:牛腸ヒロミ教授)です。
当日は猛暑にもかかわらず、早朝より40名を超える現役教員、本学卒業生や本学園関係者にご参加いただきました。司会進行は高橋桂子教授が行い、午前は牛腸ヒロミ教授による主催者代表挨拶に続き、細江容子教授から「高齢者」と菅野元行准教授から「環境」に関する講義を行いました。
午後は、生活科学部長?秋田修教授から挨拶をいただいたあと、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官?筒井恭子氏から「新学習指導要領」について小中高すべての学校種についてポイントを押さえた解説をいただき、充実した一日となりました。
講義後のアンケートでは、「豊富な資料と知識で、高齢者に対する若者の対応が大切であることが理解できた」「高齢者のことを生徒に伝えるのは難しいところもあるが、生きる力も含めて伝えると良いということが新鮮だった」、「リサイクルは金銭問題やリユースが増えると新しいものが売れない等、経済とのつながりも難しい課題になっていると思った」「授業ですぐに生かせる資料の提供があり、ありがたい」「何かと関連させることはあっても、『環境』を主にして取り上げたことはなかったので、講義内容を見直して今後具体的に考えていきたいと思いました」、そして「文字だけでは伝わらなかったことも、今回の講義で直接お話を聞くことで実感をもって新指導要領と向き合うことができた」「小中学校のつながりの大切さを理解することができた」「今回の学習指導要領の改正のポイント重視していること、何を重視して指導計画を立てたらよいのかが分かった」といった感想が寄せられました。
本事業は継続して、教科横断的に取り組んでいきたいと考えています。今後も、リカレント教育によって「いつでも学び直し?やり直しができる社会」を目指し、現職?潜在の学校教員の支援をしてまいります。