応急救護講習会を実施しました~安心?安全なキャンパスづくりを目指して~
8月3日(金)日野キャンパスにて、教職員および学生を対象とした応急救護講習会を実施しました。これは、安心?安全なキャンパスづくりへの取り組みの一環として毎年行われているものです。今年度はスポーツ医科学実習の学生ら32名とサークル代表者12名、教職員31名、合わせて75名が参加しました。
講習会は、まず本学保健師の志賀裕美さんより、熱中症の注意事項や、日野キャンパス設置のAEDや車椅子などの設置場所についての説明がありました。AEDは毎日本学の保健師が稼働することを確認しています。猛暑ということもあり、参加者は本学が新たに購入した熱中症計の使い方にも熱心に耳を傾けていました。
そして、日本ライフセービング協会理事?同協会指導員の高野絵美氏によって、心肺蘇生や熱中症対策の座学や実習が行われました。
先生からはAED操作の注意点や、救命のポイントを丁寧に教えていただきました。参加者は実際に救命するシチュエーションを想定して、お互いに声掛けや胸骨圧迫を行いました。高野先生とライフセービング部の学生3名が実技を行う参加者にアドバイスしながら、「反応の確認」「普段通りの呼吸があるかどうか」などの重要ポイントの理解を深めました。
受講した学生からは、「AEDが実際どういったものか知らなかったので、実際に操作する機会ができてよかったです」「AEDで命が助かった人のビデオをみて、一人でも多くの人にAEDの使い方を知ってほしいと思いました」といった感想が聞かれ、教職員からは、「学生の命を守るためにさらに応急救護の知識を深めたい」「一次救命処置を知っているかで、命が助かる可能性が広がることを知りました」といった声が聞かれました。
現在、日本では救急車の到着時間は平均8分30秒かかると言われています。もしもの緊急事態の時に、応急救護を行うことにより命が助かる可能性が高まります。ただ救急車を待つだけではなく、私たちにできることを行うことによって、大切な命を守っていきたいと願っています。今後も本学では学生のより安心で安全なキャンパスライフを提供してまいります。
※渋谷キャンパスの応急救護講習を7月18日(水)に開催しました。
<日野キャンパスでの応急救護講習会の様子>