「生活経済論演習」では5社、訪問しました
2019年度前期開講の「生活経済論演習」は、副題を「企業訪問を通して自分を知る」として、①自分の関心がどこにあるのか明確にした上で企業調査を行い、同業他社との比較を通して関心をより明確なものにすることができる、②訪問時には1回以上、質問を発することができる、という目標を設定して講義を展開しました。
今年度の履修学生数は26名で、各企業定員15名と設定。学生は3社(教職取得者は2社)以上訪問することとして履修者を割り振って実施しました。訪問させていただいた企業は、住宅メーカーの旭化成ホームズ(神保町、敬称略、以下、同じ)、金融機関から三菱UFJ銀行(恵比寿)とSMBC日興証券(立川)、カード会社のVISAワールドワイド?ジャパン(丸の内)と福祉領域からベネッセスタイルケア(初台)です。
5社のうち、今年度が初めての訪問となったのは旭化成ホームズでした。学生たちから出た訪問希望理由には、①増えている「共働き夫婦」に特化した賃貸住宅fufuがあること、②共働き家族研究所をもち、男性の家事参加を住宅面からサポートする研究を継続して実施していること、などが挙げられました。
訪問前の作業は、同業他社との比較結果をもとにした質問文とオリジナル名刺の作成。訪問先には15分前集合(厳守)。もっともこれらは「フィールドワーク1」や「フィールドワーク2」の講義を通してすでに習得済で難もなくスムーズでした。会議室では1人1人、名刺を交換させて頂くことから始まりました。事前に、冒頭の挨拶を行う学生、締めの挨拶を行う学生を決め、あとは1回以上、質問しようが合言葉。帰着後は、学んだことをA4サイズ1枚以上のレポートにして3日以内に礼状とともに提出してもらいました。
(担当:髙橋桂子)