JGCP-Jissen Global Circle Project—を開催しました!(9/18)
ゲームや日本文化の体験などを通して学生と留学生が交流を深めるグローバルイベント「JGCP-Jissen Global Circle Project—」が9月18日(水)、渋谷キャンパスで開かれました。「より多くの日本人学生にグローバルマインドを身につけるきっかけにしてほしい」と本学の学生有志6人が企画運営した初のイベント。他大学からの留学を含め総勢81人が参加し、多くの学生らから「モチベーションが上がった」「日本の伝統文化を学んで視野が広がった」などの声が寄せられました。
留学生は本学のほか、青山学院大学、國學院大学、立正大学と日本語学校「青山スクールオブジャパニーズ」の韓国、中国、オランダ、ベトナム、インドネシアから来た18人です。 本学の“実践チャレンジ奨励金”という学生のやる気や企画を支援している奨励金制度を利用して実施しました。
はじめに日本人学生が、留学生の出身国ごとに分かれた各教室に分散し、その国の興味のあることについて、英語で質問しました。留学生は英語や片言の日本語を使い、ホワイトボードに絵を描くなどして、各国の説明を行いました。例えば、韓国の教室では、K-POPについての話をしていたり、中国の教室では、地図を描いて自分の出身地について話していたりと、大変盛り上がりました。
さらに、留学生の出身国の料理などの話を深めたり、日本のイメージについて話したり、留学生が日本でやりたいことを聞いたりして、様々な話題で会話が弾みました。学生は、普段なかなか話す機会のない留学生との交流を楽しんでいました。
また、本学の書道部や裏千家茶道部、礼法研究部、漫画研究クラブの学生が留学生に各サークルが普段活動として行っている日本文化を紹介しました。日本人学生と留学生はグループとなって日本文化の体験ブースを一緒に回り、実際に筆で文字を書いてみたり、お茶のお作法を体験したりしていました。このほか、有志学生によって折り紙とあやとりの体験ブースが用意され、留学生にとっては初めて触れる日本文化もあり、目を丸くしていました。また、日本人学生も留学生が日本文化に触れている様子を見て、改めて日本文化のすばらしさを実感していました。
イベントのスタート時は、多くの参加者が緊張した面持ちでいましたが、徐々に気持ちもほぐれて笑顔があふれ、日本語と英語が飛び交いすっかり打ち解けた様子。最後には、ビンゴ大会を行い、参加者全員で盛り上がりました。景品を獲得した日本人学生の中には、獲得した景品を同じグループの留学生にプレゼントしている人もおり、交流が深まった様子が感じ取れました。
また、イベントの中では、学内で実施している英会話「Lunch Time English」の体験会も実施しました。「Lunch Time English」は、週に一度、お昼休みに本学の言語文化教育研究センターに所属しているネイティブの先生方と英会話を楽しむイベントで、多くの学生が参加しているイベントです。今回は、普段参加していない学生が多くおり、英語を話すことを苦手としている学生も多かったのですが、参加者が楽しく参加しており、後期のLunch Time Englishに参加したいという声も見られ、学生のグローバルな活動に挑戦していこうとする姿勢が見られました。
〈参加者の声〉
【日本人学生】
?他大学の人と交流する機会があまりなかったので、今回初めてこのようなイベントに参加することができてすごく楽しかったです!(国際学科1年)
?留学生の子と仲良くなれて勇気を出して参加して良かったです!(人間社会学科3年)
?茶道体験や礼法、書道など留学生が実際に体験して喜んでいるのを見られて私も嬉しかったです。盛り上げ上手な人がたくさんいて、とても楽しかったです!(人間社会学科3年)
?留学生の方たちの日本語が上手でびっくりしました。自分のグローバルモチベーションが上がりました。(国文学科3年)
【留学生】
?全体的に満足のいくイベントでした。 イベント中、日本の友人と良い交流ができたし、茶道や書道など日本の伝統文化についても学ぶことができ、視野が広くなりました。
?日本の伝統文化を直接体験したのが1番楽しかったです。
?他の外国人の友達ともより深くつながることができました。また、日本のイベントを体験することも楽しみにしています。
?全ての瞬間を楽しみましたが、もっとも印象だったのはテーブルでの交流会と日本の文化体験でした。 会話はとても楽しく、心も軽く、5分ごとにテーブルを交換するところが気に入り、短時間で多くの人と交流することができました。
〈運営学生の声〉
?イベントを1から企画し、運営することが初めてだったので上手く進行できるか不安でした。しかし、最初は緊張していた留学生と日本人学生がプログラムを通して徐々に打ち解け合い、楽しそうに話している姿を見て、とても達成感がありました。また、「このイベントを開催してくれてありがとう。また、次回も参加します」と直接参加者から声を掛けてもらえたときは、ほんとに嬉しかったです。私自身のグローバルマインドも更に高まりました。(英文学科3年)
?イベントを企画して実際に集客をすることの大変さもありましたが、参加者の方から「初めてこんなに楽しいイベントに参加した」と帰り際に言っていただけて運営メンバー6人で一生懸命頑張って良かったなと感じました。ランチタイムイングリッシュの時間でどのテーブルも静まり返ることなく英語を話そう!という参加者のみなさんの意識の高さがあってかどこも楽しそうで嬉しく感じました。それと同時にもっと自分も英語を自由自在に使えるようになりたいと思えるとてもいい機会になりました!(英文学科3年)
?海外に行くことで自分の視野が広がったのと同じように、外国人と触れることで多くの大学生にグローバルな視野を広げてほしいという思いからこのイベントを企画しました。初めての企画運営は大変でしたが、イベント当日に、年齢、性別、国籍問わず笑顔で交流を楽しんでいる参加者の皆さんを見て、イベントを運営してよかったと思いました。実際に自分が理想とする交流イベントを企画運営できたことは非常に貴重な経験となりました。これからも継続して行えるイベントとして改善していきたいです。(美学美術史学科3年)