美学美術史学科公開講座「女性と美術—創作と教育」を開催します（10/12）

【中止のお知らせ】台風19号接近により、本公開講座は中止となりました。なお、展覧会「有元容子?織田涼子 作品展」は、引き続き、11/2（土）まで開催しています。ご来場をお待ちしております。※ただし、10/12（土）?10/13（日）は閉館

　有元容子氏による講演、講演後に有元容子氏と織田涼子氏の対談、及び有元容子氏と織田涼子氏の作品の展示を行います。有元容子氏は、現代日本を代表する作家の一人として活躍するいっぽう、平成18年4月～25年3月まで本学の教授として、絵画及び陶芸の分野で多くの学生の指導に当たり、特に美術科教員の育成に力を注がれました。教えを受けたものの中には、今も教育現場で教師として活躍している人も少なくありません。織田涼子氏は有元容子氏の後任として現在その任に当たられています。
　豊富な経験をお持ちの両氏に、それらを踏まえて創作活動や教育活動に「女性」というジェンダーがどのような影を落としているか、あるいはいないのか、等の話題も含めて、さまざまな実践的な事例を語って戴きます。それはこれから具体的に画家や教師を目指そうとする人たちばかりでなく、女性が自立して活躍できる社会を願う多くの女性、そして男性にとっても有意義な指針となるものと確信しています。
　さらに、緑系の色彩による「山岳」の表現を追求されてきた有元氏に対して、花卉をモチーフとして「赤」の表現を追ってこられた織田氏、それぞれ両氏の制作にまつわる話を、作品を間近に拝見した後で伺えることは、作品を見ることの意味、表現することの意味を具体的に考える貴重な場を提供するものと思われます。

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