低学年向けの就職支援「Jミッション」を実施しました。
本学では低学年向け就職支援を強化すべく、2019年度の新たな取り組みとして、S-SAP(Shibuya Social Action Partner)協定を締結している渋谷区内の企業と連携して「Jミッション」を開催しました。
本取組は、大学1年生?2年生を対象に「良質な経験?学修の場」を提供することで、学生の学びに対する意欲や自己肯定感の向上を目的としております。
「Jミッション」とは、企業からのミッション(課題)について学生だけで構成されたチームで約1ヶ月間ディスカッションを行い、最終的には企業担当者の前で発表を行うというものです。
今回ご協力頂いた企業とその活動についてご紹介します。
キユーピー株式会社
ミッション:
子どもを取り巻く食に関する課題を踏まえ、これを解決するための
キユーピーらしい斬新な子ども向け食育とは何か?
参加学生:30名
実施内容:
1グループ6名で5チームに分かれ、ディスカッションを行いました。
中間発表の企業好評では「やりたいだけではなくどんな背景や課題があるか調べたか。どんなデータを元にしたのか」等、所々厳しい指摘をいただきながら問題点を再確認した後、自主的にグループで集まり、最終発表に向けてより精度の高い企画書を作成しました。
企業見学として見学施設のマヨテラスを訪問することで課題を再認識し、最終発表を行いました。
参加学生の声
?食品会社に興味があったので参加しました。課題に対して、授業で学んでいることを活かすことが出来ました。小さな子供でも栄養素についてわかりやすく考えてもらえるよう工夫し、提案がより具体的になるよう実際の工場や公園の場所を調べました。実現可能な提案をする難しさを学ぶことができました。(食生活科学科?健康栄養専攻 1年)
?出された課題に興味を持ち、同世代の人とディスカッションをしてみたかったので参加しました。自分の考えをわかりやすく、みんなに伝えるのは難しかったです。また、今回の課題に取り組む中で、今後の大学生活で専門的な知識を更に増やしていきたいと思いました。グループワークを通して、みんなの意見を共有することが大切だと感じました。一人では出来ないけれど、みんながいたから短い時間で課題に取り組むことができました。今回のJミッションは、とてもいい経験になりました。(食生活科学科?食物科学専攻 1年)
?“働く”ということに対して具体的なイメージがもてなかったので参加しました。課題に取り組むにあたって、全員で協力し、設定された日程以外にも集まったり、みんなで連絡を取り合うことで話し合いを行い、考えた企画が既出ではないか、新鮮かつ意味のある企画であるかを考えながら意見をまとめていきました。Jミッションを通して企画を考えることの大変さや、裏付けデータの必要性を学ぶことができました。学内で行うのであまり固くなりすぎずに企業の方の意見が伺えたので、とても勉強になりました。また参加したいです。(国文学科 1年)
㈱JVCケンウッド?ビクターエンタテインメント
ミッション:
熱川を舞台とした自社ゲーム(女性向けゲーム)のイベント企画立案
参加学生:10名
実施内容:
「熱川」という温泉街を舞台に、声優?コラボグッズなど、学生たちは自分の好きな分野を選び、熱川の町おこしを踏まえたイベントを企画しました。その後2チームに分かれてアイデアを企画としてまとめ、各チームが実際にお客様へ配布することを想定したチラシを作成し、プレゼンテーションを行いました。
参加学生の声
?エンタメ系の企業に興味があったのですが、詳しく知るきっかけが無く、少しでも業界の知識を増やしたいと思い、参加しました。普段なかなか知ることのできない企業の仕事について知ることができ、就職先の視野が広がりました。また、私のプレゼンに対し具体的なアドバイスを頂けたので、普段の授業で発表を行う際に「ここを気をつけよう」、「こうしたら相手に伝わりやすいかな」と考えながら実践しています。(人間社会学科 2年)
?ゲームが好きだったので、どのように作られているか興味があり、参加しました。声優さんの収録現場を見学した際、和やかに進んでいたこが印象的でした。また、普段はあまり積極的ではなく引き気味な性格ですが、グループワークで自分の意見を言うことができ、よかったと思います。(英文学科 2年)
本学では、低学年向け就職支援を更に充実させるべく、学生の意欲に応じた支援を今後も充実させていきます。