渋谷キャンパスで4大学合同の模擬面接を開催。集団面接に対応すると共に、他大学の学生からの学びを得て本番に備え(6/24)
本学は、亜細亜大学、関東学院大学、国士館大学の学生と、就職活動に備えて採用面接の受け答えを学ぶ4大学合同のグループ面接講座を6月24日、渋谷キャンパスで開きました。他大学の学生同士が、本番さながらの模擬面接を受け、モチベーションを高めて実りある就活をするのが狙いです。本学における、高水準の実就職率を支えるサポートの一つになっています。
企業人事担当がアドバイス、手厚いサポートで高い実就職率を実現
本学では以前から、就活対策として模擬面接を大学単独で行っていましたが、集団面接のような他大学との面接にも対応するため、2022年に亜細亜大学との合同面接講座を開催し、その後、国士館大学、関東学院大学も加わり、12月と2月(2回)の年3回を4大学で持ち回り開催をしています。今年は、就職活動の早期化に対応し、本学を会場に初めて6月に開催をしました。
学生は、各大学で募集が行われ、4大学から3年生計17人が参加しました。面接官役は、総合人材サービス、建築資材商社、物流関係の3社の現役の人事担当者が担当し、3つのグループに分かれて、本番さながらに集団模擬面接を実施しました。1つのグループでは、国士館大と実践女子大の学生3人が並んで面接を受け、人事担当者に促されて自己紹介をしました。その後、人事担当者が一人一人に質問。男子学生に対しては「なぜ、メーカーを目指すのか」と問い、学生は「モノ作りを通して人を幸せにしたいから」と回答。さらに、「なぜ、人を幸せにしたいのか」と再質問され、学生は新しいベッドを購入して幸せになった自身の経験を交えて「(同じような)幸せを人に届けたい」と話しました。
総括では、学生側から「受け答えをもう少しうまくできるようにしたい」「伝えようとし過ぎて、聞かれたことにうまく答えられたかわからない」との感想が出て、面接を聞いていた別の学生は「(面接を受けた学生は)将来なりたいことや夢を明確に持って話をしていたのですごいと思った」などの意見が出されました。
面接官役を引き受けた企業側にメリットも
人事担当者は「臨機応変な返し方は良かった」と評価しながら、「人の役に立ちたいと抽象的に言うだけでなく、より具体性を持って話をしてほしい」とアドバイスをしました。また、話し方や態度についての指摘もあり、「伝える時は相手の目を見て話すことやボディーランゲージも大事。集団面接の時には、聞いている学生の態度も見られている」と注意点が伝えられました。
講座を運営した就職情報会社「ジェイ?ブロード」(本社?東京都中央区銀座5)は「違う環境にいる他大学の学生と一緒に受講すると刺激を受ける。企業側も今年の学生の意識の変化を知ることができる」とメリットを強調。実践女子大学キャリアサポート部の近江谷洋太課長は「本番では体育会系の学生と合同面接することもあり、気質の違う学生の考え方や話し方を聞くことができて学びがある。学生も他大学の学生と就活仲間になることができ、その後の情報収集にも有効だ」と話していました。