オンラインイベント「Global Intercultural Dialogue」を本学がホスト校として開催しました!(2/26)
世界各国の女子高等教育機関で学ぶ学生が対談する国際的オンラインイベント「Global Intercultural Dialogue(GID)」(第7回)が2月26日(土)開催され、実践女子大学がホスト役を務めました。異なる文化的背景を持つ参加者により、多くの話題が議論され、異なる視点からの比較検討や考えの共有が行われました。
本学から3人が参加
第7回GIDは、8か国10校から50人以上の学生がZoomで参加しました。本学からは英文学科3年の岩本佳穂さんと藤島詩歩さん、人間社会学部1年の平野和奏さんが参加。各国大学の教職員も参加しました。
各国の卒業後のライフスタイルを話題に
会議のテーマは、「卒業後の生活への移行」です。各国の学生の就職活動について、学生がどのような方法で就職先を探すかという就活事情とともに、新社会人として迎える生活への不安や期待などをが話し合われました。
5人グループ単位でディスカッション
冒頭、ホスト校の実践女子大スタッフによる教職員?学生の紹介に続き、司会の岩本さんが参加校を紹介しました。次いで、藤島さんがイベントのテーマとトピックスを案内。参加学生は5人程度のブレイクアウトルームに分かれ前半と後半で各30分ずつディスカッションを行いました。終了後は、平野さんの司会で各グループのディスカッションで出た意見を、それぞれのリーダーがプレゼンテーションしました。
ディスカッションのトピックスは以下の通りです。
【前半】
- あなたが通学する大学は、就職支援のために、どんなプログラムやコース、サービスを提供していますか?
- 貴国の学生が就職口を見つける典型的な方法は、どのようなものですか?
- その就職システムの強みと弱点は何でしょうか?
【後半】
- 卒業後の人生プランは?
- 卒業後の心配は?その心配にどんな対応をしているか、あるいは対応するつもりですか?
- 卒業後の生活で、最もワクワクすることは何ですか?
実践女子大学の参加学生(岩本さん、藤島さん、平野さん)は、イベントの計画、イベントホストとしての役割、他国の参加学生達との英語でのディスカッションに懸命に取り組みました。また、実践女子大学を代表し、この国際的オンラインイベントでの役割をしっかり果たしました。
参加した学生の感想
このような規模の大きいディスカッションイベントにホスト校として参加した経験は、私にとって忘れられないものとなりました。
本番を最大限良いものにすべく、約一か月間話し合いを重ねましたが、自分の意見を自分の英語で述べるのは簡単な事ではありませんでした。 一方で、同じ志を持つ仲間との話し合いは、私にとって非常に刺激的で多くの学びを得ることが出来ました。
また、本番はそれぞれが自分の役割をしっかりこなし、良い形でイベントが進められました。私自身、非常に挑戦的な事だったため緊張していましたが、世界中の学生とキャリアや将来の事、同じ悩みや異なる夢を共有し、前向きなエネルギーを沢山得る事ができました。(英文学科3年 藤島さん)
私は大学生活を通して、英語を学ぶだけでなくツールとして活かしたいと考え、このイベントに参加しました。
今回、私はイベントの運営として、各大学の紹介を担当しました。司会のような役割で、英語で異なる国の方々とコミュニケーションを取りながら進めるには臨機応変な対応が必要でした。しかし、前もって原稿を作り、シュニッケル先生などと練習を重ねたお陰で、本番には自信をもって話すことが出来ました。
また、イベントの参加者としては3回目の参加でした。先生方が何度か会話の練習会を開いて下さいました。そのため、前回のイベントよりもスムーズに英語での議論に参加出来るようになり、自身の成長を感じています。(英文学科3年 岩本さん)
多様な背景を持つ方たちと関わることが出来て、非常に刺激的な体験でした。特に、参加された方の出身国の話は興味深かったです。当事者だからこそ語れるような文化的背景、人々や大学の適応方法など普段の生活では知りづらい事を学ぶことができました。
また、今回実践女子大学が主催するにあたって学生発表の際の司会進行に携わることが出来たことは大きな励みになりました。原稿の推敲や練習を重ねることで、英語力向上はもちろん、臨機応変に対応する力も鍛えられました。参加された方の話を参考に、自分の将来について考え直していきたいです。(人間社会学部1年 平野さん)
(原文)
Global Intercultural Dialogue
On February 26, 2022, Jissen Women’s University had the opportunity to host the 7th Global Intercultural Dialogue (GID), which is an online meeting, via Zoom, of students from women’s institutions of higher education around the world. The aim of the GID is for women from different cultures to discuss a variety of topics, to share and compare their different perspectives.
The most recent GID was attended by more than fifty students from ten schools in eight different countries. Also in attendance were faculty and staff members, who came to observe the GID and to connect with their counterparts at other institutions. The topic of the February 26 GID was “The Transition to Life after Graduation,” for which students compared the different ways in which they search for and prepare for employment. They also discussed their concerns about life after graduation as well as the things they are looking forward to.
The GID began with an introduction of the Jissen staff member, faculty member and students involved in planning and hosting the event. After this, Kaho Iwamoto invited the coordinators to introduce their schools. Next, Shiho Fujishima introduced the theme of the event as well as the specific discussion questions. During this time, the Jissen staff member organized the Zoom breakout rooms such that there were about five students in each. After these initial steps, students joined their breakout rooms to discuss the first set of questions:
- What kinds of programs, courses, or services does your university offer to help you prepare for life after graduation? Among these, what did you find most helpful?
- How do students in your country typically find jobs after graduation?
- What are the strengths and possible weaknesses of this system?
After this thirty-minute session, students took a short break and returned to discuss the second set of questions:
- What are you planning to do after you graduate?
- What concerns do you have about life after graduation? What actions are you taking or can you take to address these concerns?
- When you think about life after graduation, what excites you the most?
After the second discussion session, students prepared a short summary of their discussions as well as a message of encouragement for their fellow GID participants. Wakana Hirano then invited discussion leaders to share their group summaries and messages.
The GID concluded with reflections from faculty and staff coordinators, who had observed the students in their breakout rooms.
Our Jissen students worked hard to plan the event, to practice for their roles as event hosts and to participate with other students in discussion groups. They represented our university well in this international meeting.