大学発!地方創生「新たな観光資源の魅力を磨き上げ、地方創生の礎に」 近畿日本ツーリスト首都圏との今年度の社会連携授業がスタート!(4/23)
「観光」の力で観光需要の回復?地域経済の活性化を。Withコロナ時代で観光産業が多大な影響を受けているなか、今後、失われた観光需要を回復していくためには、地域に眠る観光資源を磨き上げ、より一層地域の魅力を高める必要があります。2020年度からスタートした「1年生を対象とした主体性講座」は、昨年のワーケーションに続き、地方創生をテーマに4月23日(金)開始されました。学生たちは、アイデアを出し合いながら近畿日本ツーリスト首都圏(東京都新宿区)へ5月21日の最終プレゼンテーションを行います。
今年度授業のキックオフに当たり、「『観光』の力で、神奈川県?埼玉県?千葉県の市町村を選び、観光需要の回復?地域経済の活性化を解決せよ!」という課題が提示されました。観光事業者と、交通、漁業、農業、地場産業などの多様な事業者が連携して、非日常の体験や特別感のあるツアーのプランを造成し、観光庁の公募事業への提案を目指して取り組みます。
講師で、地域交流事業を担当する近畿日本ツーリスト首都圏の橘清志次長は、この日の授業でミッションの趣旨、事業プランやツアープランの立て方などを説明。新たな旅のスタイルを普及?定着させていくことが注目されるなか、「皆さんの力で社会を良くしていくことが出来る。新たな出会いと感動を創造し、笑顔あふれる社会の実現に一緒にチャレンジしていきましょう」と学生に呼び掛けました。
授業は、本学文学部国文学科の深澤晶久教授(全学キャリア教育担当)が指導する前期カリキュラム「実践プロジェクトa」で実現しました。新入生を対象に昨年度新設された科目で、今年度は1年生17人が履修。1グループ4~5人の4グループに分かれて、グループ単位でミッションに取り組みます。
近畿日本ツーリスト首都圏との社会連携授業は、今年度で2年目になりました。「一般社団法人フューチャースキルズプロジェト(FSP)研究会」が監修する初年次教育プログラム「主体性講座」をベースにしており、「学生の主体性を引き出し、これからの大学での学び方を学ぶ」授業プログラムとして本学のキャリア教育に定着しています。
深澤晶久教授の話
「企業が、日頃課題としていることをテーマに行うリアリティ溢れる産学連携PBL授業であり、今年も積極性に溢れる1年生17名が集いました。まず前半は、昨年に引き続き近畿日本ツーリスト首都圏様にご協力いただいています。この日の授業では、お題として提示されたテーマのハードルの高さに驚きつつ、学生たちは、早速チームに分かれてディスカッションが行われました。修羅場体験から引き出される大いなる成長に期待したいと思います」