日本舞踊研究部が、クロアチア?リエカ市を訪問しました(2/20~26)
本学の日本舞踊研究部の学生が、川崎市の国際友好使節団の一員としてクロアチア?リエカ市を訪問しました。20日から26日までの滞在期間中(いずれも現地時間)、21日の「ジャパン?イン?リエカ」や23日の「インターナショナル?リエカカーニバル」でそれぞれ日本舞踊を披露。川崎市のイメージアップを通じて、日本の文化?伝統の奥深さをクロアチアでアピールしました。
訪問団は総勢約30人で、和太鼓や日本舞踊、フラワーパフォーマンスなど多様な日本文化?芸能を得意とする4グループがコラボしました。このうち本学日本舞踊研究部のグループは、OG4人を含む11人です。
そして、学生たちが参加した主なパフォーマンスが、21日のジャパン?イン?リエカのステージと23日のインターナショナル?リエカカーニバル。このうち、ジャパン?イン?リエカは、同市のクロアチア文化センターで午後8時からスタートしました。
和太鼓「野良打ち」、民謡「黒田節」とパフォーマンスは続き、いよいよ3番目が学生たちの出番です。演目は、これまで練習を重ねてきた筝曲「千鳥の曲」。午後8時15分すぎ、クロアチアに渡航して初めての演舞ということもあり、会場に「日本の実践女子大学の学生が踊ります」とクロアチア語でアナウンスが流れると学生たちの緊張感は最高潮。夢中で6分間を踊り切りました。
異国の地で聞こえてきた実践女子大学の名前。学生たちは感無量の思いだったといいます。この学生たちのステージは、国営クロアチア放送で放映されました。
一方、インターナショナル?リエカカーニバルは、23日正午からパレードが始まりました。学生らは、国内外からの観光客約15万人で埋め尽くされた沿道を練り歩き、途中、3か所に設けられたステージで日本舞踊「元禄花見踊り」を披露しました。
華やかな日本の着物を纏った学生たち。現地では行く先々で注目の的で、パレードの最中も、仮装した海外からの参加者から一緒に写真撮影を求められることがしばしばでした。そして、満面の笑顔でパレードを楽しむ学生たちの姿はクロアチア最古の日刊紙「ノヴィリスト」に取材され、翌日の24日付朝刊に写真が掲載されました。
滞在期間中は、多くの出会いの機会にも恵まれました。クロアチア日本大使館の広報担当官の方もそんな一人です。21日のジャパン?イン?リエカには首都ザグレブから応援に駆け付けていただき、本番前には劇場の客席で懇談する機会もセッティング。23日のパレードの際は沿道から声援を送ってくださいました。
その日の懇談では、広報担当官の方からクロアチアの国民性や芸術観、そして日本文化への関心の高さについて詳しいレクチャーがありました。その後に迎えたジャパン?イン?リエカ本番のフィナーレ。午後10時。2階席まで満員となった客席からはスタンディングオベーションが沸き起こり、万雷の拍手に迎えられて大成功のうちに幕を閉じました。
ジャパン?イン?リエカを目の当たりにした広報担当官の方から、後日、こんな感想が届きました。「本当に感動しました。若い皆さんが日本を代表して素晴らしい伝統文化を伝える姿に僕も日本人の一人として刺激を受けました。ありがとうございました」。学生たちにとり、本当にいろいろな経験をし、そして学んだ夢のような6日間でした。
クロアチアを訪問した学生
?忽那 夏希 文学部 美学美術史学科 4年
?大樂 美弓 文学部 英文学科 4年
?河村 萌香 文学部 美学美術史学科 4年
?中村 晏菫 生活科学部 食生活科学科 3年
?蒲 萌子 生活科学部 生活環境学科 3年
?西村 奈央加 生活科学部 生活環境学科 3年
?小林 由茉 文学部 美学美術史学科 1年