~実践女子大学×クレディセゾン 2019~ 社会人と女子大学生の合同授業による産学交流セッションを実施しました(1/24)
1月24日(金)、実践女子大学渋谷キャンパスにて、「企業理念と仕事、そして働くということ」をテーマに、株式会社クレディセゾン(以下、「クレディセゾン」)の社員と本学学生との合同授業を実施しました。これは、共通教育科目「グローバルキャリアデザイン(担当:深澤晶久国文学科教授)」の授業の中で行われたもので、クレディセゾンの社員14名と、本学文学部?人間社会学部の3年生35名が参加しました。
授業ではまず、クレディセゾンについて学生たちが事前に企業研究した内容を、グループごとに発表しました。その後、クレディセゾンの社員に各グループに入ってもらい、お互い自己紹介を行った後、学生の発表内容についての質疑応答を行いました。続けて、クレディセゾンの社員から学生たちに向けて「企業理念と自らの仕事、そして働くということ」というテーマでお話をいただき、グループ内での対話を通して、クレディセゾンの経営理念や事業の社会的価値、具体的な仕事内容、働く目的や意義について理解を深めていきました。グループワークの最後には、学生一人ひとりが気付いた点や感想を発表しました。
授業の最後に、クレディセゾンの安森取締役から、「テクノロジーの進化により様々なサービスが今までとは比較にならないスピードで世の中に生まれています。このことは、テレビの代わりにYouTubeが、洗濯機の代わりにコインランドリーが、その必要性を代用していくように、皆さんが考える常識が未来では常識でなくなる可能性を意味しています。正解が見えにくい不確実な時代のなかで、自分は何をやりたいのか?なぜそう思うのか?を、とことん追求していくことがとても大切なことと思います。やりたい仕事、目指す働き方、一人ひとり答えは違うはずです。社会人になることを大袈裟に捉えず、活躍のフィールドが広がることを楽しみにしながら、残りの学生生活を歩んでいただきたいと思います。」と全体のまとめのお言葉をいただきました。
<授業を受けた学生の感想>
?実際の社員の方からのお話しをお聞き、常に変化続けることが大切であることが伝わってきました。
(英文学科3年)
?社員一人ひとりが頑張ること、それも本当にお客様の方向を向くことが大切である。結果として
「世の中を良くするために会社がある」というストーリーを理解できた。(国文学科3年)
?やはり学生は、「自分のために働く」という意識が強かったが、社員の方は「社会のために働く」
という意識の強さが伝わってきた。(英文学科3年)
?就職活動を目前にして、企業側は、学生の熱意や人柄を見るのではないか、少なくともクレディ
セゾンさんは、その視点が大切なのではないかと思った。(美学美術史学科3年)
?働いている方からリアルな意見を頂けることは、自信につながる。(国文学科3年)
?働くということは“答えがない”ことなので、自ら考えることが必要であると改めて感じた。働
くことは部活のようなものというお言葉が印象的だった。(英文学科3年)
?働くことに不安が大きかったが、クレディセゾンさんの社員の方の表情を拝見して、仕事に対す
る期待も膨らんだ。(現代社会学科3年)
?就職活動が始まるこのタイミングで受講できた意義は大きい。(英文学科3年)
<深澤教授のコメント>
産学連携の新たな取組みも今年は4回目を迎えました。「働くことって何だろう?」この本質的な問いに対し、社会人と学生が同じテーブルで議論する、学生の眼差しが刻々と真剣なものに変貌していく姿、今年もその変化に感動しました。
就職活動に対し、働くことに関して大きな不安を抱く学生たちにとって、こうして社員の方と膝を突き合わせて議論が出来ること、本当に有意義であると感じています。株式会社クレディセゾン様、そして産学連携人材育成コンソーシアム発起人代表の京都産業大学松高教授の多大なるご支援のもと実現しました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。そして、厳しい課題に挑戦してくれた学生たちにも感謝したいと思います。自信をつけて、これからの就職活動、そして残り1年間の学生生活を堂々と歩んで欲しいと期待しています。