「調理のふしぎは科学のふしぎ!~アピオスって何?~」小学生18名が大学研究室のプログラムに参加
8月6日(火)、日野キャンパスにて、小学生5?6年生を対象とした「ひらめき☆ときめきサイエンス ようこそ大学の研究室へ in 実践女子大学 2019」を開催しました。
これは、大学や研究機関で行われている最先端の研究成果について、小学5?6年生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうという科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の交付を受けて行う事業(19HT0074)として行われている体験型プログラムです。本学では、科学と調理の関わりについて、体験を通して理解を深めてもらうプログラム「調理のふしぎは、科学のふしぎ!~「アピオス」って何?~ 」(食生活科学科?奈良一寛教授、佐藤幸子教授、白尾美佳教授)を実施しました。
当日は、兵庫県や岐阜県など遠方からの参加者を含む18名の小学生が参加してくれました。開講式に始まり、講義や実験?実習に子どもたちは真剣に取り組みました。実験?実習では、子どもたちは、3~4人のグループにわかれ行い、本学食生活科学科の学生もその補助として参加いたしました
子どもたちは、奈良教授が長年研究するアメリカ先住民の栄養源であった「アピオス」という豆を使って実験を行いました。調理実習では、アピオス入りのチュロスと、プレーンなチュロスの食べ比べや、温暖化すると作物にどのような影響が出るかといったことなどについても学びました。
また、図書館や校内を探検してまわる学内見学や、グループごとに学食体験など、実験の他にも本学をよく知ってもらう時間も設け、子どもたちに楽しんでもらう工夫につとめました。
修了式では、未来の科学者誕生を期待して、奈良教授より「未来博士号」を子どもたち一人ひとりに授与しました。
参加した子どもたちからは、「温暖化すると作物の獲れる場所や色が変わってしまうと知って、自分たちでできることに取り組みたいと思いました」「アピオスを知ることができて良かった」「食べ物も科学だということが面白かった!」といった声が聞かれました。
今後も本学では、子どもたちに「科学」の面白さを伝えてまいります。