企業連携授業「国際理解とキャリア形成」で、学生が2019年7月24日のスポーツ紙一面の作成に取り組みました
東京オリンピック?パラリンピックについてさまざまな視点から考えるキャリア教育科目「国際理解とキャリア形成」(担当:深澤晶久 文学部国文学科教授)において、スポーツニッポン新聞社のサポートを受けながら学生が2019年7月24日のスポーツ紙一面を作成する課題に取り組み、7月16日(火)と23日(火)にその成果をプレゼンテーションしました。
本学は、2014年6月に東京オリンピック?パラリンピック競技大会組織委員会と大学連携協定を締結しています。様々な授業などを中心に東京2020オリンピック?パラリンピック競技大会に関する研究を積み重ねてきました。キャリア教育科目「国際理解とキャリア形成」については、オリンピック取材の経験豊富な記者の協力を受け、東京2020オリンピック開幕1年前の7月24日のスポーツ紙一面を作成するという課題に取り組む授業を行いました。
学生たちは、新聞記事の作成や取材などについて現役記者より講義を受けた後、12のチームに分かれ、読者ターゲットや企画コンセプトについてディスカッションをしました。設定したテーマに基づいて調査?取材を行い、記事を執筆し写真を選定して、スポーツニッポン新聞社の協力のもと、できあがった原稿を実際の紙面の形にしました。7月16日と23日には、スポーツニッポン新聞社藤山健二編集委員と本学上原信幸理事の前で、どのような企画のもとに紙面をつくり上げたか、各チームがプレゼンテーションを行いました。最終聖火ランナー予想、アーティスティックスイミングの選手たちのメイクに関すること、新種目にフォーカスを当てた選手紹介、パラリンピック競技の魅力、そしてボランティアに関する考察など、多彩な切り口の作品が揃いました。
各グループの発表に対して藤山氏より「選手たちのメイクに焦点をあてたり、イケメンの選手たちを掘り下げたりと女子大生らしい視点もありましたが、12チームがそれぞれ違った切り口から調べて下さり、その柔軟な発想には、大きな驚きがありました。そして、文章はもちろん、見出しや写真もよく工夫が凝らされ、素晴らしい作品が仕上がったと感じる。東京2020の開幕まで1年を切った今、皆さんの経験を周りの方々に伝えて、オリンピック?パラリンピックを良いものにしていこうという機運を広げてほしい」と講評をいただきました。また、上原理事からは「五輪について興味を持った、1面を作ってみたいということも五輪に参加したことになり、とても貴重な経験になったと思う。」というメッセージがありました。
深澤教授は、「それぞれがオリンピックやパラリンピックのことを考え、自分の立ち位置で主体的に関わること、まさに東京2020のコンセプト“全員が自己ベスト”を体現することになった」とコメントしています。