空間デザイン研究室のゼミ生が日野キャンパス1/200模型を製作
空間デザイン研究室(生活環境学科?橘 弘志教授)のゼミ生12名が、日野キャンパスの1/200サイズの模型を製作しました。これはオープンキャンパスに展示することを目的として、学生の発案により一か月半の期間をかけて作り上げました。
ゼミ生はまず、1/400サイズの試作品を製作して校舎の複雑な形を確認しました。日野キャンパスは、本館、桜ホール、事務センターなど複数の建物から構成されているため、各自が作りたい建物ごとにグループに分かれました。本館と体育館をAグループ、事務センター、香雪センター、桜ホール担当のBグループ、第3~6館を担当したCグループ、そしてDグループは植栽を担当しました。
製作するにあたり、設計図が立面図しかなかったため、ゼミ生は校舎に何度も足を運び、写真撮影をして細部を確認しながら模型を仕上げていきました。植栽担当のDグループは、建物がすべて完成しないと取り掛かれないため、他グループの模型製作時はイチョウや桜の木の製作に専念し、製作ペースが速かったBグループはCADで校舎の色付けを担当するなど、互いに協力し合って製作に取り組みました。
オープンキャンパス当日は、模型の完成度の高さに、元々キャンパスに展示されているものと勘違いする来場者が多かったといいます。模型を撮影した写真も併せて展示し、多くの方に観ていただけるように工夫しました。「写真だけ見ると本物の校舎かと思った」といった声や、来場者からは学生の製作物であることに驚きの声も!
学生からは、「作ってみて初めて、建物がこんな形になっていることを知りました」「CADは苦手だったけど、以前より理解できるようになった」といった感想から、「第3館はガラス張りなので、外から見たときに見える内部の見せ方が複雑だった」「植栽は設計図がないので試行錯誤して作りました」といった感想が聞かれました。
今回の模型の共同製作を通して、各自の製作技術のスキルアップはもちろんのこと、仲間との絆を深められたことが今夏の大きな収穫となりました。