学生制作の多世代交流かるたで地域コミュニティを創造する
7月5日(木)日野市中央公民館において、本学の学生が「多世代交流かるた大会」を実施し、地域とのコミュニケーションを図りました。
「多世代交流かるた」は、コミュニティや少子高齢化を学ぶ現代生活学科の学生が考案した高齢社会の読み札と、美学美術史学科の学生がデザインした取り札から成り立ち、学部?学科の垣根を超えて、共同で地域の多世代交流を促進するコミュニケーション?ツールとして開発を行っています。大会には、地域の高齢者と本学学生、途中からは会場近くの日野市立第一中学校3年生の生徒も参加して、まさに多世代交流の場となりました。
大会ではまず、かるたを机に広げ、学生一人ひとりが読み札と絵札について説明をしました。机の周りから眺める人、輪の中に入って実際にかるたを取りに参加する人など、各自自由なスタイルで楽しみました。中学生たちは高齢者のかるた大会が行われている間に「解説本」に目を通して数句を覚え、たくさんのかるたを取って楽しんでくれました。
また、7月11日(水)には、日野台地区センターにて地域の方が運営されている「日野台にこにこカフェ」でもかるた交流を行いました。当日は、日野市地域協働課の担当者も参加されました。参加者は、解説本を片手に、絵札と読み札の解説を一枚ずつ聞きながらかるたを取り、終始なごやかで楽しい会となりました。参加者からは、「皆さんの努力に頭が下がります。ありがとう」「読み札が私たちにとても合っていて、楽しめました」「素晴らしい制作ですね。このカルタを少しでも多くの人に広めてほしいと思います」などの感想が聞かれました。本学の学生からは「想像以上に楽しんでいただけてとてもうれしい」といった喜びの声が聞かれました。
なお中央公民館では、9月下旬に「中高年向け」「中高生向け」の講座を実施予定です。