企業連携授業「ユニバーサルツーリズムを学ぶ」で、 学生が渋谷を舞台としたツアー企画をプレゼンテーションしました
渋谷キャンパスで行われる「オープン講座a」において、学生が高齢者や障がい者の方を対象にツアープランを企画し、6月15日(金)?22日(金)にプレゼンテーションを行いました。
これは、「ユニバーサルツーリズムを学ぶ」授業((株)近畿日本ツーリスト首都圏(以下近畿日本ツーリスト)との連携講座、全7回)の成果となるものです。
本学は、2014年6月、東京オリンピック?パラリンピック組織委員会と大学連携協定を締結し、本年1月にオリンピック?パラリンピック連携事業推進室を立ち上げて全学的な取り組みを推進しています。
「オープン講座a:ユニバーサルツーリズムを学ぶ」は3学部(文、生活科学、人間社会学)の学生が選択できる授業で、募集人数40名のところ126名の履修希望者がありました。担当の深澤晶久 文学部国文学科教授(キャリア教育)は、2014年5月より東京オリンピック?パラリンピック組織委員会の「文化?教育委員」に就任しており、本講座は2018年前期のオリンピック?パラリンピック連携講座に位置付けられています。
学生はユニバーサルツーリズムについて多角的に学んだ後、25のチームに分かれ、近畿日本ツーリストから提示された「高齢者?障がい者も楽しめる渋谷観光を作る!」(対象:高齢者で車いすや杖を使用している方、視覚障がい者)という課題に取り組みました。どのようなテーマで区内のどのようなスポットを巡るか、各スポットのバリアフリー対応状況などについて情報を集めながらプランニングし、企画書をまとめました。
2週にわたって行われた最終プレゼンテーションには、予選を通過した12チームが出場。(株)近畿日本ツーリスト首都圏 橘清志千葉支店副支店長、KNT-CTホールディングス(株)渕山知弘地域交流部課長に企画発表を行い、寄せられた質問にも回答しました。
プレゼンテーション後、審査が行われ、下記3チームが入賞を果たしました。
表彰後、橘氏が総括として、「どのチームの企画もよくできていたが、テーマや観光スポットのチョイス、プランの見せ方などを、どこまで企画書に落とし込み、こちらに訴えかける内容にしているかという“印象深さ”の点で優れたものを選定した。この講座で得た気づきをもとに、東京オリンピック?パラリンピック2020に自分はどのように関わりたいかを考え、その実現に向けてがんばってほしい」と講評を述べました。
深澤教授は、「旅行業界の有力企業である近畿日本ツーリストのご指導のもとダイバーシティ(多様性)を意識しユニバーサルツーリズムを考える経験は、オリンピック?パラリンピック開催が近づく中、学生たちにとって意義深い学びとなったことと思います」とコメントしています。