現代生活学科の学生が地域活性化をめざしたフィールドワークを埼玉県三芳町で実施しました
現代生活学科では、関東農政局と連携し、農山漁村の活性化を目指した課題解決提案型授業を昨年度より実施しています。
今年度は、江戸時代から続く循環型農法で有名な「三富新田」を有し、さつまいもの栽培で有名な埼玉県三芳町を舞台に、現代生活学科の専門科目である「プロジェクト演習aー地方創生に向けた課題解決提案演習ー(担当:野津喬准教授)」において、2016年度後期の半年間をかけて”地方創生”に関する地方自治体の課題を考えます。
10月1日、現場とより密着した講義の展開をめざし、現代生活学科の学生16名が同町でのフィールドワークに参加しました。
学生たちはまず、上富小学校の屋上から三富新田を視察し、次に「三芳町川越いも振興会」の高橋尚己会長より、地域農業についての説明を受けました。その後、埼玉県川越農林振興センター管理部の方から、地域概要に関するお話を聞きました。
昼食は、地元のさつまいも農家が経営する「OIMO cafe(おいもカフェ)」で、さつまいもと地場産野菜を使ったランチプレートを味わいました。「OIMO cafe」では店舗の裏にある農場(むさし野自然農場)を見学するとともに、農産物の生産に加え加工や流通?販売までの農業の6次産業化に取り組んでいるオーナーの武田幸太郎さんへのインタビューを行いました。
<参加した学生のコメント>
?三芳町の地域作りやOIMO cafeのこだわりが深く印象に残った。
?実際に現場で見て、地域農業や農家カフェ(OIMO cafe)への理解が深まるとともに、これから調べたいことが見えてきた。授業やフィールドワークを通じて、課題発見ができたら良いなと思う。
?これから三芳町についてもっと深く調べて、気になったことは三芳町の方に質問してみたい。
<野津先生のコメント>
?池袋から電車で30分足らずの場所に、これだけの農地が残っているというのは学生にとっても驚きだったようです。その背景には長い歴史に基づく地域の方々のご努力があります。学生には今後の授業や三芳町の方との意見交換を通じて、講義が終了する来年1月までに、自分たちなりの課題発見ができることを期待しています。