合宿型のキャリア教育科目「キャリア開発実践論」を実施しました
9月11日から13日までの3日間、合宿形式の集中講義「キャリア開発実践論」をクロスウェーブ府中(府中市)にて実施しました。「キャリア開発実践論」は、3、4年生を対象としたキャリア教育科目(共通教育科目)で、半年後に始まる就職活動や社会人生活をにらみ、社会人基礎力の中でもとりわけ今、社会で求められている「リーダーシップ」と「ファシリテーション」について集中講義形式で学ぶものです。講師に元スターバックスジャパンCEOで株式会社リーダーシップコンサルティング代表の岩田松雄氏、共同代表の鷲見健司氏をお招きし、本学大学教育研究センターの深澤晶久?眞鍋清嗣両特任教授との4人体制で、2泊3日の本講義を担当しました。
初日は「リーダーシップ」に関する講義と個人およびグループワーク、2日目は「ファシリテーション」に関する講義と、「ダイバーシティ&インクルージョン」といった課題を通じて受講者全員がファシリテーターとしての役割を経験しました。両日とも、夕食後にもさまざまな課題が課され、学生たちは夜遅くまで必死になって取り組んでいました。最終日には、資生堂の女性活用の歩みを題材にグループごとのプレゼンテーションとディスカッションを行い、最後に受講者一人ひとりが、本講義での学びを受けこれから自分が行う行動プランを発表しました。
また3日間を通して、講義室には岩田松雄氏セレクトのジャズピアノのBGMが流され、学生たちは通常の講義とは違ったリラックスした雰囲気の中で受講しました。学生たちは、「刺激的で、かつ中身の濃い3日間でした。得たものはとても多く、今後の人生に必ず生かしていきたいと思います。」「社会に出る前に、自分のミッションを考える良い機会をいただきました。」「この授業で出会えたすべての人が、これからの私にとって最高の財産になると思います。大切にして、これからスタートする社会人を迎えたいと思います。」などと感想を話していました。
本講義を担当した深澤特任教授は「超一流の講師と環境の中で、企業研修と同等レベルの内容で学ぶ学生が、本学のフロントランナーとして成長し、社会で活躍することを願い構築した講座です。本学では初めての試みで、参加した学生たちの成長を見て、意義ある合宿になったと実感。来期以降も企業研修水準の講座を展開したい」と話すとともに、中には涙を流しながら必死に取り組んできた学生たちに対し、「ピュアな心で取り組んだから流れた涙、それを真っ正面から受け止めたから感じた感動、25時間の間、真剣に魂をぶつけあったから生まれたあのシーン、凄いです。皆さんは。10年間、様々な講座を見てきた研修屋の私の心が揺さぶられました。本当に感謝です。」と語りかけていました。
※なお本講義の様子が、9/17日(土)に放映されたテレビ朝日スーパーJチャンネルの社会ニュース「大学が都心回帰の動き 背景に“学生激減に危機感”」で紹介されました。
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