生活環境学科の学生が日野市立中央図書館のキャラクターをデザインしました
3月11日(金)、生活環境学科プロダクトデザイン研究室(担当:塚原肇教授)の学生7名が、日野市中央図書館のキャラクターデザインに関するプレゼンテーションを行いました。
これは、塚原教授が日野市中央図書館より、既存のキャラクター「ノラ」の活用に関して相談を受けたことからはじまったプロジェクトで、昨年5月に学生有志を募り、「日野市中央図書館プロジェクト」と名づけ、約半年をかけてデザインをしてきたものです。予算の都合上、着ぐるみの作成までは至りませんでしたが、学生達は授業の空き時間に集まり、その後数ヶ月をかけコンセプトとデザインを生かし、手作りで「ノラ」を制作しました。
学生たちは、「ノラ」の特徴を分析し、その生い立ちやプロフィールを詳細に検討してコンセプトとしてまとめ、新たなデザインに取り組みました。また日野市中央図書館の現地調査などから、学生が独自に新たな課題を見つけ、下記3点にまとめて提案を行いました。
<日野市中央図書館プロジェクトでの提案>
①マスコットキャラクター「ノラ」と「ひのちゃん」
②図書館のサイン計画
③ノラのイラスト付きエプロン
①のマスコットキャラクターについては、既存のキャラクター「ノラ」をよりかわいらしく親しまれやすいようリニューアルし、新たなキャラクター「ひのちゃん」とともに提案。それぞれのキャラクターの立て看板(ノラは縦130cm×横70cm、ひのちゃんは縦85cm×横65cm)と、二人の紹介と出会いをまとめた絵本も制作してお披露目しました。
②の図書館のサイン計画については、最寄りのJR豊田駅に設置する立て看板とリーフレットを提案。立て看板は模型を、リーフレットは試作品を示して紹介しました。
③のノラのイラスト付きエプロンは、男性にも女性にも着用していただけるようなデザインを検討し、試作品を学生たちが着用して提案。学生たちが制作したエプロン11着を、日野市中央図書館の皆様に贈呈しました。
日野市中央図書館からは、篠田智子館長をはじめたくさんの職員の方に参加いただき、学生の提案に対し、様々な感想やお褒めの言葉をいただきました。今回制作した「ノラとひのちゃん」の立て看板は、4月24日(日)にイオンモール多摩平の森(日野市)で開催予定の「子ども読書の日」のイベントにおいて、市民の皆様にも披露されることとなり、エプロンも実際に着用していただけることとなりました。