生活科学部 生活文化学科 准教授
渡辺 敏(わたなべ さとし)
WATANABE Satoshi
専門分野?専攻 | 専門は初等教育(算数)です。算数の中でも特に立体図形の認知と、その認知を支える方略の指導について研究しています。実際に保育園での観察や指導、小学校での実習を通して研究を深めています。 |
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教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
「幼児(5歳児)?児童(6歳児?7歳児)の立体の構成と展開図の念頭操作に関する研究」 幼児および児童がどのように平面から立体を作成するのか、また平面からできあがる立体を考えることは可能なのかを実際の指導を通して研究しています。また、ペーパーホールディング問題(紙を折った後に切った形を考えるする問題)の指導についても研究しています。これらの課題は空間認知に関する問題とされています。このような問題を解くことが得意な児童生徒は数学の学習でも良い成績をおさめていたり、また、将来、エンジニアやアート、数学者としても活躍するという研究結果が得られています。日本の算数、数学教育は式と計算の学習の時間が長く、図形や空間についての学習時間は短くなりがちです。私の行っている研究の成果を現場の先生方に発信し、子供たちと楽しく図形学習に取り組んでもらいたいと思っています。
主な担当授業と概要
初等教科教育法(算数)
小学校で学習する算数の教材や指導法について学びます。14回の授業の中で、1度は公立の小学校で算数を教える先生の授業を参観し、授業記録のとり方を学びます。また、各自が指導案を立てて、学生を相手に模擬授業を行います。模擬授業を行った後は、グループごとに教材、教師、子どもの3つの面から授業を考察し、次回の模擬授業に生かせるようにしています。
道徳の指導法
小学校で学習する道徳の教材や指導法について学びます。品川にあるユニセフハウスを見学し、世界の子どもたちの置けれている現状を理解し、道徳の教材開発に生かすようにします。道徳の教科書、心のノートなどの使い方を考え、各自が指導案を立てて、学生相手に模擬授業を行います。模擬授業を行った後は、グループごとに教材、教師、子どもの3面から授業を考察し、次回の模擬授業に生かせるようにします。
趣味?特技
小学校時代は野球(所沢リトルリーグ)中学校時代は野球部(川越市立大東中学校)高校時代は柔道部(川越高校)大学時代はアメリカンフットボール(横浜国立大学マスチフス)社会人になってからは教員サッカー(横浜市立希望が丘小学校)お茶の水女子大学附属小学校に転勤してからは東京ドームで読売ジャイアンツを熱心に応援しています。スポーツは見るのもするのも大好きです。
受験生へのメッセージ
実践女子大学に来てびっくりしたのが、先生方が学生のみなさんに大変親切、丁寧な指導をされることです。また、学生さんに細やかな支援をしてくださる助手さんも大変頼りになる存在です。また、1年生から保育所や幼稚園、小学校などの現場での学びがたくさん用意されているところも大変恵まれた環境だと思います。講義での学習を実際の保育?教育現場での学びをとおして深く理解でき、4年後には現場で活躍する保育士、幼稚園教諭、小学校教諭になることができます。幼稚園?保育園?小学校の教員を目指す人、親切丁寧は指導を望む人にぴったりの大学です。