文学部 文芸資料研究所 文学部教授?文芸資料研究所専任研究員
上野 英子(うえの えいこ)
UENO Eiko
専門分野?専攻 | 室町時代を中心とした源氏物語の享受史(本文史?注釈史)や書誌学。また物語を中心とした文学史等。 |
---|---|
個人ホームページ | https://genji-koubai.jp |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
源氏物語は1000年以上もの歴史をもつ我が国を代表する古典作品ですが、残念ながら原本は残っていません。そのため、時代によって様々な人々が、源氏物語のよりよい伝本を求めて悪戦苦闘し、解釈に努め、伝本を残そうと努力してきました。現在、私たちがまがりなりにも1000年以上も昔の作品を読むことができるのも、そうした先人達の苦心のたまものと思っています。とはいえ、私たちが読んでいる源氏物語の本文(今では青表紙本系の大島本で読むのが主流になっています)が、いつの時代でも読まれていた訳では決してないのです。解釈についてもまたしかり。私はそうした壮大な源氏物語享受史のなかでも、特に室町時代を中心に研究しています。
主な担当授業と概要
日本の古典文学
オンライン授業になります。サブタイトルは「古典の森を歩こう」。古典文学のなかから、大学生としてこれぐらいは知っておいて欲しいと思われる14の作品を取り上げて、時代背景や作者のことなどもからませながら、具体的に作品を読んでいます。ともすれば敬遠されがちな古典作品ですが、古典を読むということは、自分自身の文化的なルーツを知ることでもありますので、現代を生きるあなたご自身と対峙させながら、毎回、簡単なレポートを提出していただいています。
趣味?特技
舞台鑑賞(主にオペラ?歌舞伎)と旅行、散歩
受験生へのメッセージ
古典文学は、日本人としての自分の根っこ(文化的アイデンテ?テ?ー)を再確認できるものでもあります。皆さんにもっと判りやすく、また親しんでいただけるよう、これからも努力していきたいと思います。