文学部 美学美術史学科 教授、学科主任、博物館学課程主任
椎原 伸博(しいはら のぶひろ)
SHIIHARA Nobuhiro
専門分野?専攻 | 美学?芸術学 現代芸術論 |
---|---|
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
関連ページ | 大学院の教員紹介へのリンク |
最近の研究テーマ等
研究テーマ:フランス古典主義美学の研究、現代美術のキュレーションに関する研究、スペイン内戦と写真の研究、オペラ演出に関する研究等
最近の論文:「現代美術における展覧会の再展示について 「空虚 回顧」展、「態度が形になる時」展、「大地の魔術師達」展をめぐって」「日本におけるピカソ作《ゲルニカ》の受容について」─新村猛と瀧口修造の立場─」「イリヤ?エレンブルグのスペイン内戦写真集『奴らを通すな』(1937)について」「日本におけるロバート?キャパの受容について─『セルパン』に掲載された《崩れ落ちる兵士》をめぐって─」「「水の波紋'95」の再評価について」「大震災とモニュメントと記憶 : アルベルト?ブッリ《クレット(亀裂)》を巡って」等
主な担当授業と概要
美学入門a
古代ギリシア以来「芸術」概念が、どのように形成されたかを確認します。そして、現代社会における「芸術」について検討し、それが社会の中でどのように価値づけられ、私たちの生活にどうして必要なのかを考えます。
美学演習a
美学会編集の『美学の事典』(丸善出版.2020)より、項目が54ある1章「美学理論」の読解を、グループ発表と個人発表形式で行います。これにより、美学理論の成立から、美学理論の多様性を把握することを目的とします。
趣味?特技
一般的に「趣味」と捉えられがちな美術観賞や音楽鑑賞、観劇などは、研究対象であるため「仕事」と思っています。それ以外を考えると、「趣味」は料理であり「特技」かもしれません。
受験生へのメッセージ
芸術作品や自然を前にして美しいと感じること、それは自分の感性(センス)の問題であり、それを言葉で説明するのは難しいです。しかし、私たちは自分が美しいと感じることを、他人と共有することを望みます。というのも、美がすばらしいものであり、私たちを魅了してやまないからです。美学という学門は、美を通して、他者とのコミュニケーションの可能性を考える学門です。そして、自らのセンスを磨くことにつながります。