文学部 国文学科 教授
大原 祐治(おおはら ゆうじ)
OHARA Yuji
専門分野?専攻 | 近現代文学 |
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最近の研究テーマ等
坂口安吾をはじめとして、主に1930~50年代に書かれ読まれた、さまざま文学について研究しています。また、古い雑誌を収集しながら、雑誌というメディアと文学?文学者との関わりについて調べています。特に最近は、占領期(敗戦直後の時期)に日本の各地で刊行されていた地方雑誌と文化人との関わりの諸相、あるいは、戦前?戦後の受験雑誌におけると文学の扱われ方といったことについて、関心を持っています。
主な担当授業と概要
近代文学基礎講読a/b
文学作品を「研究」の対象とするとはどのようなことなのか、ということについて、歴史的な経緯をふまえつつ、具体的な近代文学作品に即した講義を行います。
近現代文学演習1/2
明治期以降に発表された小説や戯曲を取り上げ、物語構造や表現形式に関する検討を行うとともに、歴史的?社会的な文脈も視野に入れた討議を行います。
趣味?特技
音楽鑑賞、楽器演奏(トロンボーンなど)
受験生へのメッセージ
世の中にはさまざまな「物語」があふれています。それは、私たちを楽しませてくれるとともに、ときに私たちを惑わすものにもなります。国文学科で学べることのひとつは、こうした「物語」がどのようにして生まれ、人々のあいだで共有されていくのか、ということを批評的に捉える力です。楽しみながら批評する、批評しながら楽しむことで、「物語」との関わり方について一緒に考えましょう。