下田歌子記念女性総合研究所 専任研究員、専任講師
久保 貴子(くぼ たかこ)
KUBO Takako
専門分野?専攻 | 下田歌子を中心とする女子教育、日本の中古?中世の文学 |
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最近の研究テーマ等
学祖下田歌子は生前、誰もが知る教育者であるとともに、歌人、国文学者としても高い評価を受けていました。その背後には、伝統的な古典文学をめぐる該博な知識がありました。下田の書き残したものには、そうした知識を自家薬籠中の物として、自在に行使しているさまが見て取れます。まだまだ下田の著作の中に、教育史の上でも文学史の上でも研究対象とすべき作品が多数残されているように思われます。学祖の著作を学び、学祖の謦咳に触れることは、自分達のアイデンティティを確かめることでもあります。
充実した学祖教育の実践のために、下田という沃地と、時に格闘しつつ、真剣な対峙の時を重ねていきたいと思います。
主な担当授業と概要
女性教育とジェンダー
明治以降、公教育制度が整備される中で、本学をはじめとして、多くの女学校や専門学校が設置された。ようやく女子教育が始まったわけだが、ここに至るまでの女子はどのような場で、何を目的に、どのような教育を受けてきたのであろうか。「女文字」を駆使して綴られた作品をたどりながら、上古~江戸時代の女性の生き方を探る。また、それが明治以降~戦前にどのように変容した姿を見せるのかを考察する。
実践教養講座d—自校教育:実践の歴史とミッション
2024年125周年を迎える本学は、どのように設立され、発展してきたのか。本学が女性にどのような学びを提供し、女性の社会的地位の向上にどのように貢献してきたかを知り、各自の未来を考える機会とする。
受験生へのメッセージ
今、女子大だからこそ学ぶことができる学問も多くあります。きっと新しい世界の扉が開られると思います。