文学部 美学美術史学科 教授
駒田 亜紀子(こまだ あきこ)
KOMADA Akiko
専門分野?専攻 | 西洋美術史(中世後期の彩飾写本) |
---|---|
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
関連ページ | 大学院の教員紹介へのリンク |
最近の研究テーマ等
1. 中世後期(13-15世紀)における彩飾写本の新たな展開:13世紀になると、パリやオクスフォードなどの都市では、今日の大学の原型となる組織が新しい学問の場として発達し、書物の新たな需要が生まれました。こうした「新興市場」における彩飾写本の展開について、研究しています。
2. 托鉢修道会と彩飾写本:大学の発展とともに、托鉢修道会の修道士が用いる写本の需要がさまざまな分野で増大します。その中で生じた彩飾写本の新たな動向を研究しています。
3. フランス語彩飾写本の展開:13世紀後半以降、聖書に加えて、教会法や世俗法、その他様々な分野のテキストが、ラテン語から俗語であるフランス語に訳されるようになり、それに彩飾を施した写本も生まれました。フランス語訳に伴う彩飾写本の変容を研究しています。
主な担当授業と概要
西洋美術史入門
古代から近世に至る西洋美術の歴史的な展開を、代表的な作品の解説を軸に、時代順に概観します。西洋美術の流れを、様式的な特徴や作品の生み出された地域?時代背景に照らし合わせて理解することを目指します。
西洋美術史演習
4年次の卒業論文執筆に向けて、美術史研究の基礎的方法論を修得します。作品記述を出発点とし、作品の様式?主題?図像分析や、個別の作家?作品について調べるための研究文献?資料の探し方?読み解き方を学びます。
趣味?特技
古楽(中世~18世紀ヨーロッパ音楽)の鑑賞
受験生へのメッセージ
大学での4年間は、皆さんがこれからの人生へと羽ばたいてゆくための「翼」を育てる期間です。翼だけではなく、それを動かすための「筋肉」をトレーニングし、「はばたかせ方」を学ぶ期間でもあります。失敗を恐れず、いろいろなことにチャレンジしながら、自分自身の可能性を発見して広げ、明日へとつなげてゆくための充実した4年間としてください。