生活科学部 食生活科学科 教授
筧 慎治(かけひ しんじ)
KAKEHI Shinji
専門分野?専攻 | 脳科学(神経生理学+神経解剖学),臨床神経生理学 |
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最近の研究テーマ等
私は、脳の予測機能に最も重要な貢献をしている小脳の仕組みの解明に取り組んでいます。脳の予測機能?????ですよね。では、おしゃべりしながら歩いているときをイメージしてみて下さい。何に注意を向けていますか?会話の内容?お友達の表情?では、歩くための足の動きはどうでしょう?ほとんど無意識ではありませんか?実は、歩行動作は非常に複雑で、高度な制御が必要なのですが、私たちの小脳の高度な予測機能のおかげで、無意識のうちに自動的に行えるのです。私の研究では、健常者と小脳疾患の患者さんの歩行運動の比較から、小脳による予測の仕組みの解明に取り組んでいます。
主な担当授業と概要
解剖生理学a, b
栄養学の深い学びは生理学と解剖学の土台の上で可能です。解剖生理学a, bでは、人体の構成要素である器官と器官系の構造と成り立ちを理解し、それらがつながってネットワークとして機能する基盤を学修します。
解剖生理学実験
解剖生理学a,bで学修した人体の構造と生理機能の知識を、体験を通して統合させる機会です。構造を主体的に観察し、それが担う生理機能をイメージできることに主眼をおいています。
趣味?特技
特技といえるようなものはありませんが、読書が大好きです。特に認知心理学における意識と、宗教における意識の関係に興味があります。
受験生へのメッセージ
「医食同源」は栄養学が医学の一翼を担うことを最も明快に示すことばです。一方で、栄養学も医学も未だ発展途上、未完成です。栄養学は、一生学び続ける奥行きがあり、大学での学びはその入口にすぎません。将来皆さんが、栄養学をいろいろな方向に発展させて行くとき、生理学と解剖学は、とても頼りになるともだち、土台になると思います。楽しんで下さい。