教員養成の質の向上に係る取組(中学校?高等学校、栄養教諭)
これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上に資するため、免許法改正の趣旨を踏まえ、各学科と双方向の意見交換を行って連携?協働を図り、以下のような全学的な取組を進めていくことにしたい。具体的には、教職センター会議及び全学規模の大学教育研究センター委員会において、定期的に教育成果について情報交換を行い、その結果を教職課程の内容?方法の改善に結びつけていく。また、その自己点検?評価について『教職センター年報』で公表していく。
(1)2019年度以降の「教職課程コアカリキュラム」に基づく教職課程カリキュラムの改善を推進し、教員養成の質の保証と向上を図る。
(2)教職専門科目や教科に関する科目に、アクティブ?ラーニングの視点に立った授業改善やICTを用いた指導法、カリキュラム?マネジメントなど学習指導要領改訂の重要事項の内容を新たに加え、授業実践の中でグループワーク、発表、体験活動、問題解決学習等の「主体的で対話的で深い学び」を実現するための方法を取り入れる。
(3)教員採用試験合格者や教職就職者を一括して把握し管理する体制を整えるとともに、卒業生との連携を密接に行い、現役学生の学習意欲の喚起につなげていく。
(4)教員採用試験合格者を増やすため、従来から実施している教員採用試験対策講座をより一層充実させる。まず、教員採用試験合格者による体験報告会はこれまでの2月開催をより早めて、11月に2?3年生を対象に実施し、早期から試験への意識を喚起する。また、教科専門科目については実技試験対策を含めて行い、回数も増やすことにする。
(5)同じく、教員採用試験二次対策については、日野の教職専門指導員や渋谷の特任教員の力を借りながら、これまでの8~9月の開催に加えて、新たに一次合格発表以前に複数回実施して内容の充実を図る。
(6)学生が自らの教職への意欲、適性等を熟考して最終的な進路選択に生かすため、教職についた卒業生や外部講師を招き、教職の魅力を伝えるための講演会やガイダンスを行う。
(7)教育総合サポート部 教務チームと共同して行う4月の教職課程オリエンテーションや1月の新3年生、新4年生向けガイダンスの説明において、教員採用試験の具体的内容を盛り込み教職志望者の意欲を喚起する。