食生活科学科 中川准教授のゼミが、社会連携事業で東京サマーランドの夏季限定メニュー開発!パフェとレモネードの新メニュー試食会が行われました(6/30)
生活科学部食生活科学科の中川裕子准教授のゼミナールが、株式会社東京サマーランド(東京都あきる野市)の夏季限定メニューを開発、試食会が6月30日(水)に同テーマパークで開催されました。パフェとレモネードの2種類あり、7月22日(木)からパーク内で販売されます。同社と本学の社会連携事業の一環として実現しました。
夏季限定メニューは、東京サマーランドから研究委託を受け、約半年かけて開発しました。同社の女性社員で構成するプロジェクトのメンバーと、中川准教授のゼミの稲穂未希さん、裾分希さん、高田夏海さんがオンラインでプレゼンテーションや試食会を重ね、「アサイーパフェ」(税込価格500円)と「Summer Lemonade(サマーレモネード)」(同400円)の新メニュー2種類を完成させました。
「多層で華やか」「南国感溢れ、味はヘルシー?さっぱり」-こだわりのメニュー
このうち、「アサイーパフェ」はアサイーと甘酒を使用。アサイーベースとグラノーラ、ホイップを重ねて多層化しました。ココナッツとバナナ風味のホイップは南国気分を味わえる一方、きめ細やかなエスプーマの食感も楽しめます。
また、「サマーレモネード」は夏らしいブルーのレモネードで、混ぜると色が変化する趣向を凝らしました。東京都あきる野市で採れたアカシアの花の蜂蜜(多摩のアカシアはちみつ)を使用。暑い夏でもさっぱりしていながら、ほんのり甘いのどごしが特徴です。
新メニューづくりに参加した食生活科学科の学生の一人は、「小腹が空いたときや少し喉が乾いたなという時に、ワンハンドで飲食できるように、作りました。来園されるお客様には、食べて飲んで写真も撮って、サマーランドのひと夏の思い出としてご賞味いただければと思っています」と話しています。
講義で学んだ消費者?開発者の目線を実現
新メニュー開発は2019年6月、人間社会学部現代社会学科の角本伸晃教授のゼミナールが東京サマーランドの研究委託を受け、「夏季新メニューの開発に関する分析と提案」を行ったのがきっかけです。これを受け、中川准教授のゼミナールが2020年11月に開発に着手、約半年の試行錯誤を経て同6月に完成にたどり着きました。
この間の開発体験を、学生の1人はこう振り返ります。「一から商品を作るということは初めてで、大変でした。しかし、ゼミの仲間と意見を出し合ったり、市場調査を重ね、商品が形になっていくのを感じることができて、貴重な体験でした。大学の講義で学んだ消費者と開発者の目線に立ち、『どんな商品であれば購入してもらえるか』を考えて商品化することが大変でした」。
また、別の学生は、商品化までの感慨を「見た目は多層で華やかな見栄えを意識し、味はヘルシーや南国感、さっぱり感が味わえるように、こだわって作りました。今年の夏に商品化されることが光栄です。多くの方に食べて楽しんでもらえると嬉しいです」と語ってくれました。
本学と東京サマーランドは2019年3月、包括的連携協定を締結しました。本学の「東京サマーランドのオールシーズンにおける集客および売上の増加、顧客満足度向上に関する研究」がきっかけとなり、その関係をさらに発展させることを目指しました。さまざまな分野で連携を進めているほか、教育?研究を通じた社会貢献の促進などにも取り組んでいます。
生活科学部食生活科学科 中川裕子准教授の話
市場調査からレシピの提案、そして販売に至るまでのプロセスを様々な部署の方と関わりながら進められたことは、大変貴重な経験でした。また、東京サマーランドさまの地元産業の発展に貢献することや地域の活性化につながる活動を伺い、地域連携の重要性を、身をもって学びました。
子供から大人まで幅広い年齢層の方が来場するサマーランドで、メニュー開発をさせていただけるという貴重な機会に感謝しています。プールサイドで食べやすいこと、目に惹くものを、と学生と考えたので、フードの面からサマーランドの魅力アップにつながるとうれしく思います。
暑い夏でもさっぱりと、食べている途中で味の変化を楽しむことができる商品です。来園するお客様には是非、南国気分を味わっていただきたいと思います。