実践生まれの「まめぶるこパン」、ふるさと甲子園で全国デビュー!
映画やドラマのロケ地になった自治体が地域や食の魅力を競う第5回「全国ふるさと甲子園」が8月24日、東京?秋葉原のアキバ?スクエアで開かれ、学生が北三陸「あまちゃん」観光推進協議会(会長?遠藤譲一岩手県久慈市長)に協力して「まめぶるこパン」の販売に奮闘しました。「まめぶるこパン」は学生が考案したレシピをベースにしており、久慈市のイメージアップや郷土料理「まめぶ汁」の食の可能性を拡げることに本学が貢献しました。
参加したのは、いずれも生活科学部食生活科学科食物科学専攻の2年生3人です。そろいの鉢巻と海女衣装に身を包み、来場者で大混雑する出展ブース前で「まめぶるこパンはいかがですか」と終日、声をからしました。その奮闘の甲斐もあり、用意したまめぶるこパン100個(特別価格で1個400円)は見事完売。久慈市や協議会の関係者らに実践の学生の一生懸命さを強く印象付けました。
まめぶるこパンは、郷土料理「まめぶ汁」の具材をパンに応用した新商品です。久慈市と産学連携協定を結ぶ実践子大がベースとなるレシピを提供。市の依頼を受けた市内のカフェ「HIBIKISHOKUDOU」さんがイベント限定で商品化しました。
具体的には、まめぶとは、まめぶ汁の具材に使うクルミと黒砂糖入りの団子。まめぶと汁粉を組み合わせたのが「まめぶるこ」で、これをパンのあんに擬して、パンのあんこにクルミと黒砂糖が練り込み、まめぶの食感を再現。さらに生地を低温でじっくりと焼き上げ、もちもちの食感に仕上げました。
本学と久慈市は、2019年2月に包括的連携協定を締結しました。「まめぶるこパン」の開発はこれに先立ち2018年8月にあまちゃん観光推進協議会の研究委託を受けスタート。前回の第4回全国ふるさと甲子園で来場者にアンケート調査を実施するなど研究を重ねて、まめぶをパンに応用するというアイデアが生まれました。
今後も本学は久慈市、北三陸「あまちゃん」観光推進協議会との連携を深め、取り組みをおこなっていきます。