Holiday Card Exchange Project 2018の最終ワークショップを開催しました
国際協働学習を推進しているNPOグローバルプロジェクト推進機構(JEARN)の Tokyo Youth Projectからの要請により、「実践女子大学?実践女子大学短期大学部教育プロジェクト※」(以下、「教育プロジェクト」)が主催する「~世界のお友達とホリデーカードを交換しよう!~Holiday Card Exchange Project 2018」のワークショップを、2019年1月26日(土)に本学渋谷キャンパスで開催しました。1回目(11月17日)に続く2回目の開催でした。
このワークショップは、世界の子どもたちがホリデーカードを交換することにより、自国と他国との文化を相互に学び、異文化コミュニケーションへの興味を育て、国際的視野を養い、そして世界の人々の多様性を学ぶことを目的とするものです。今年は2016年度、2017年度に続く3年目の開催となりました。2018年度は、アメリカ、ロシア、ポーランド、台湾、モルドバ、ベラルーシの6か国、計7校がパートナー校となりました。
当日はあいにくインフルエンザ等による欠席者が相次ぎ子どもたちの参加は4名(5歳~12歳)となりましたが、13名のファシリテータ(短期大学部1年生)の支援のもと、充実したワークショップを行うことができました。
2回目のワークショップでは以下の活動が行われました。①海外のパートナー校から届いた写真を見る(日本から送った年賀状が無事届いたことへのお礼の写真)。②6カ国中5か国6校のパートナー校から届いたホリデーカードをじっくり鑑賞し、気づいたことや感じたことをシートに記入する。わからないところはファシリテータの学生に聞いたり、タブレット端末で調べたりする。③ホリデーカード交換をしてわかったこと、感じたことをグループごとに模造紙に書いて、発表する。④海外から届いたカードを持って写真撮影をする。⑤海外から届いたカードやグッズをおみやげにもらう。⑥当日の感想を子どもたちと学生が付箋に書いて模造紙に貼り、互いの意見をシェアする。
③の活動で「読む人のことを考えて書かれたカードが多かった」という気づきが発表されると、本プロジェクトで海外の学校との連絡窓口となっているJEARN担当者から「11月にみんながロシア語やルーマニア語であいさつを書いたカードを受け取った子どもたちが『自分たちのことを考えてカードを書いてくれた』と、とても喜んでくれていたそうです」という報告がありました。インターネットやSNSが普及した時代にこそ、手書きのカード交換の良さが味わえることが実感されました。
イベントの最後に、2回のワークショップに参加したキッズメンバー2名に参加修了証が授与されました。またファシリテータとして貢献した学生たちにもボランティア活動修了証が授与されました。
参加者からの声(一部)をご紹介します。
子どもたちの感想
「5カ国との交流で知らないことがたくさんあった。」「その国の良さが知れてよかった。」「色々な国の食べ物や、過ごし方を知れてよかった。」「まとめるのが楽しかった。」「自分の知らないことがたくさんあった。」
保護者の感想
「海外に興味を持ってほしいと思い参加しましたが、ただ見て感じるだけでなく、発表を通して形に表すことで心に深く残ったことと思います。」
※「実践女子大学?実践女子大学短期大学部教育プロジェクト」とは?
本学で新たな教育手法の開発、実践に取り組むもので、本学学生または社会人に対する実験的授業や講座を実施するプロジェクトです。本プロジェクトは、「学生の発信力育成プロジェクト(リーダー:短期大学部英語コミュニケーション学科?三田薫教授)」として短期大学部を中心に実施しています。