現代生活学科学生が「多摩の大学生まちづくりコンペティション2016」で奨励賞を受賞(12/18)
12月18日(日)に、公益社団法人 学術?文化?産業 ネットワーク多摩が開催する「多摩の学生まちづくりコンペティション2016」の本選が、柴崎学習館(立川市)で行われ、現代生活学科(須賀ゼミ)の学生が奨励賞を受賞しました。
このコンテストは、若者の視点や感性を活かした、今ある多摩地域の魅力を発信できる企画や、今までにない多摩地域の新しい価値を創造して、多摩地域が抱える課題を克服することで未来に活力を与えることができる「実践的」試みや提案を募集するものです。
2016年度は過去2回の大会とは異なり、予選を通過したチームは自治体やまちづくりの専門家の意見をいただきながら、本選までにブラッシュアップを行います。
本選は①オリジナリティ(10点)、②現状分析(10点)、③論理的な企画力(10点)、④効果の見通し(10点)、⑤プレゼン力(10点)の合計50点で、6チームで競われました。
本学のテーマは「ローカルメディアの可能性の探求 」。地域活動を通して感じる日野市の魅力を、ほとんど何も知らずに卒業し、離れてしまうであろう学生へいかに伝えるかを模索。学生自らが「ライフスタイルマガジン」を取材?編集?発行し、日野市に住む?通う学生に向けた日野ならではのライフスタイルを提案するというプランをプレゼンテーションしました。若い人を呼び込み、そのまま住み続けたくなるまちづくりに繋げ、地域活性化を図ります。
学生と地域のつながりをつくることも重要ですが、地域の活動に出るきっかけづくりとして学生同士のコミュニティをつくることにもマガジンのコンセプトひとつとしました。日野のスポットや日野にいる魅力的な人を学生インタビューで紹介する、家でも学校(職場)でもないサードプレイス(第3の居場所)の紹介などを盛り込みます。紙媒体での配布もこだわりのひとつ。デジタルにはない暖かみや質感の表現ができるのが紙媒体のいいところであると力説します。
「予選では女子大生?女性をターゲットにしたことに評価をいただいたため、本選ではさらに女性を意識した『おしゃれ要素』を取り入れたスタイルブックとはどんなものかを提案しました。感性を重視する写真の投稿中心のSNSサービスをツールとして用い、編集作業の様子や活動日記として発信していくことも特徴の一つです。」と学生は話します。
<須賀先生のコメント>
学生たちには色々な意味で大変大きな学びとなり、また、日野市にある大学として何を考えるべきかを捉える大変よい機会をいただきました。日野市役所の企画経営課、地域協働課の皆様には、大変お世話になり、学生をあたたかく見守っていただきました。本当に地域の中で育てていただく、ということの価値を心から感じる大会でした。