松本卓
格好よかった昭和 ー東京オールウェイズ60's
アスキー?メディアワークス、2009
戦前はきものと混在していた日本の洋装のファッションが、一般の人の間で広がり始めたのは、戦後の混乱期を抜け出し高度成長期に入った1960年代からであった。現在では、東京はジャパンファッションの発信地として、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークに次ぐ世界のファッション都市となった。
この礎を築いた3人のデザイナー-VANブランドでアイビーブームを巻き起こした石津謙介、パリ?コレのケンゾーこと高田賢三、パリで日本人初のファッションショーを開いた中村乃武夫-の伝記を通して、戦後日本のファッション史を知ることができる。
将来ファッション関係の仕事に就きたいと思っている人に推薦します。(E. J.)