槙　究 景観研究紹介

 

　景観緑三法という法律が施行された。詳しいことは調べていないが、住民が自分たちの住む地域の景観を方向付けすることができるらしい。たとえば、高さ制限を設けたならば、罰則規定を盛り込むというようなこともできるようなのである。
　そうなってくると、どういう景観を作っていくのか。それを考える必要が出てくる。古い街並みが残っているところでは、それを基準に考えることができるから、ある意味、簡単だ。しかし、そんな街より、現状に不満はあっても、取り立てていいところもないので、何を手掛かりにしたらいいかわからないという地域の方が圧倒的に多いのではないだろうか。
　ひょんなことから街路景観（つまりは街並み）の研究を行うようになった私の研究と観察を紹介することで、そういった方々にヒントを提供することができるのでは、と思って、この紹介文を書いている。

20050404（20090714 revised）

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