逸見久美旧蔵書。与謝野寛(鉄幹)?晶子関係中心の資料316点です。
逸見久美氏は、与謝野鉄幹?晶子研究の第一人者であり、そして日本近代文学女性研究者の草分け的存在である。実践女子大学大学院の博士甲第1号(1977年3月)である縁から、蔵書の一部の寄贈を受けた。
逸見久美(1926-)
日本の歌人?日本近代文学研究者。父は日本の作家、ジャーナリストである翁久允。1950年早稲田大学文学部国文科卒、1953年同大学院修士課程修了、1973年実践女子大学大学院国文科博士課程終了、1977年3月「評傳與謝野鐵幹晶子」で文学博士の学位を取得した。女子聖学院短期大学教授、徳島文理大学教授、聖徳大学教授を歴任。代表的著作として、自ら収集した書簡2500通を丹念に読み込んだ『与謝野寛晶子書簡集成』(八木書店)、資料提供と編集『与謝野晶子全集』全20巻(講談社)、編集代表として関わった『鉄幹晶子全集』全40巻(勉誠出版)等があります。(参考:『与謝野寛晶子書簡集成』八木書店, 2002ほか)
渋谷キャンパスの地下1階貴重書庫に収蔵しています。以下が所蔵の目安です。
(1) 与謝野晶子の著作初版本(歌集等)
(2) 与謝野晶子の著作初版本(「源氏物語」現代語訳、評論、注釈等)
(3) 与謝野寛?晶子についての評論
(4) 与謝野寛?晶子書簡等(書写)
(5) 天佑社資料(複製)、与謝野家旧蔵資料
(6) 近代作家の自筆資料(樋口一葉、与謝野鉄幹、晶子、斎藤茂吉)
(7) 逸見久美氏の修士論文、研究ノート
(8) 逸見久美氏の著作(与謝野寛?晶子の書簡集)の素材となった編集資料
検索方法:蔵書検索システムで可能。所在は同居する「本間文庫」となっていますが、
下記で区別可能です。
請求記号:例「逸見001」
コメント:逸見久美文庫