※以下は2023年度までの情報です。生活環境学科のカリキュラムは2024年から変わります。
年次 | 基礎 | 制作?実習 | 設計 | ビジネス?文化 | 材料?維持管理 |
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専門を学んでいくための基礎となる知識や技術を学びます | 衣服をデザインし、形に作り上げる技術やプレゼンテーションの表現法を学びます。 | 快適でファッショナブルな衣服を設計する際の基本的な知識を学びます | 文化としてのファッションやファッションに関わるビジネスについて広く学びます | 衣服素材の性質や取り扱い方、染色について体験的に学びます | |
1 年次 |
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2 年次 |
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3 年次 |
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4 年次 |
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ファッションビジネスの世界ではファッション産業の概要について学び、ファッションデザイン論ではデザイナーの仕事やクリエイションについて学びます。アパレルデザイン基礎実験では布にふれ、衣服に縫い上げる縫製の基礎を体験的に学び、繊維高分子材科学では衣服素材のおおもとである繊維と高分子について、その構造と性質を学びます。また、ファッショングラフィック演習ではコンピュータグラフィックスを用いたプレゼンテーションの技術を習得し、色彩学ではさまざまに応用できる色彩理論を学びます。
2年では、アパレルデザイン実習aなど衣服製作の基礎を学び始め、講義も少しずつ専門性が深まっていきます。アパレルデザイン基礎では、衣服を形づくる基となる人体の寸法や形について理論的に学び、衣服パターンと人体形態との関連について理解を深め、パターン設計論では基本パターンである原型からデザインに対応したパターンへの展開法を理論的に学びます。また衣服素材や衣服の維持管理、文化や産業など広い視野から衣服について学びはじめます。テキスタイル材料学では糸と布を中心に製法や種類、物性について学び、テキスタイル管理学では繊維製品の手入れや管理に関する理論と洗剤や洗濯などの実際的な知識を学びます。繊維高分子材料実験では繊維や高分子についての理論を、実験を通して理解を深めます。アパレル生産諭では、衣服を設計するときの基本的な理論やアパレル生産の企画設計について学びます。伝統衣服実習では日本の文化としての和服について体験的に学び、ファッション文化論では服飾の流行という現象を通して社会や文化を理解することを目指します。
3年になると、自らデザインした衣服の設計製作をはじめ、衣服素材や染色加工、ビジネスなどより深い勉強が始まります。アパレルデザイン総合実習では今まで学んだ知識や技術を総合して、さらに高度な製作技法を体験的に学び、またアパレルCADではコンピュータを用いたパターン設計の技術を学びます。さらにテキスタイル材料実験やテキスタイル管理実験では理論で学んだことを、実験を通して理解を深めます。機能材料学や染色加工学では新しい衣服素材の現状や開発技術について学びます。一方、ビジネスの視点からも、マーケテイング諭では具体的な商品戦略や事例研究を、ファッション企画論では商品開発の基本を学びます。さらに、ファッションビジネス論やファッションビジネス演習では、現代のファッションビジネスの潮流についての理解を深めます。
1級衣料管理士資格のための衣料管理実習が企業や事業所等の現場で行われます。
4年では、被服衛生学、消費科学を学びます。4年生では通常の授業は少なくなりますが、卒業研究あるいは卒業制作が主たる勉強になります。