バックナンバー 2007年04月
2007.04.25
- VectorWorks12.5でヒラギノの文字を使うと、何だか文字間隔が変なことになります。妙に詰められてしまったかと思うと、妙に間隔が広がって間が抜けてしまったり。ver.12になってからVectorWorksの操作感がずいぶん変わってしまって馴染めない部分もありますが、この文字の崩れはいかんです。ちょっと気になるというレベルではなく、印刷物として使い物になるかどうかという問題です。
- ver.11でも試してみましたが、こちらは問題ありません。また、pdfを作って比べてみたら、ver.11のほうが圧倒的にキレイにできますね。これはver.12に何か問題があるのかな?それとも、以前のファイルをver.12で開くときに、いろいろと問題が起こるのかな?これらが解決するまで、しばらくは完全に移行できませんね。
2007.04.24
- 「憲法との関係においても、そのための研究をしなければならない。集団的自衛権の行使についての研究だ」この場合の「研究」とは何でしょうか。始めから結論があって、その結論を導き出すために事実を無理矢理解釈したり、ねじ曲げていったり、都合のよい事実だけを収集する。つまり、「事実」を研究するのではなく、「事実」に見せかけて皆を欺くための手段を研究する。こういう意味で「研究」という言葉を用いられると、研究者としては真に腹立たしい限りです。そして、こうした「研究」に手を貸す学者のことを、まさに「御用学者」というのでしょう。
- 今週が終わるとゴールデンウィークに突入です。授業の準備は辛うじて整いつつありますが、それ以外に4月中に終えなきゃいけないはずの仕事が積まれています。果たして終えることができるのか。またまた4月の危機を迎えることになってしまいました。今週は木曜・金曜と連続で飲み会が入ってます。明日は夕方に車の点検に出さなきゃいけないし、考えれば考えるほど、あぁこりゃまずい状況にいるぞ、ということに気がついてきました。
2007.04.19
- 去年までは金曜に授業がなかったので、木曜の会議が終わると何となく週末気分でしたが、今年から金曜の午後に製図が入っちゃいました。頭の中では明日に授業があることを理解しているのですが、体はもう週末モードです。切り替えなくちゃ。
- 毎週木曜は1限から授業があります。今週は毎日のように人身事故で中央線が遅れてました。新学期まだ始まったばかりなのに。1年生の少人数授業なので遅延があると大変なことになるのですが、今日はとりあえず大丈夫だったようです。
- それにしても長崎の市長銃撃事件やら、アメリカでの銃乱射事件やら、ショッキングなできごとが続きました。長崎のときには、加藤紘一がいち早く「暴力に訴えて発言や行動をとめることがあってはならないという怒りをもっと強く共有しないとこういう事件は続発する。政治家や国民やメディアがどうとらえるのか。そこが問われる」などとコメントを出していたのが印象にあります。でもこうした大事件に対しての、我らが美しい総理大臣のコメントの印象がやけに薄い。「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む。」なんてクール。なんてひとごと。おそらくこうした何気ない一言に、人柄も思想も滲み出ているのだ。
2007.04.17
- 日曜に、家の近くにオープンした大型商業施設「ぐりーんうぉーく多摩」に行ってきました。ヤマダ電機やらコーナンやらニトリやら、巨大な店舗が一カ所に集まって建ってます。車で行くと渋滞しそうなので、散歩がてらぶらぶら歩いて行きました。でも歩いてくるってことは基本的に想定していない計画で、車路の脇を車に気をつけながら入っていきます。基本的にでかい店が並び、でかい駐車場を確保しているだけの造りで、歩き回って楽しいとか、ちょっと一休みして人の流れをみるとか、全体の統一感のある見た目とか、そういったことは一切計画されていないものでした。アウトレットモール的な雰囲気を期待したわけでもありませんが、何らかのデザイン行為を行おうとした意志の形跡は見事になく、とにかく車で来て、がーっと買い物して帰る、という行為に特化した大規模商店の固まりでありました。この附近の道の渋滞は必至です。
- この近所、ここ数年で、K'sデンキ、ヤマダ電機、カワチ、サンキ等々、大型店舗の進出が激しいことになってます。ここは北関東か!本来、歩行者の視点を重視して計画されてきたニュータウンですが、すっかり車生活を前提とした街に様変わりしつつあるかのようです。
- 3年ゼミ生の面談を始めました。面談といっても、こちらが顔を覚えるのが主旨で、大したことを話すわけではありません。まだ数人話しただけですが、やっぱり去年とはまたひと味違ったゼミ生という感じがします。今年の研究室目標の一つに、3・4年コラボ実現、というのがあって、積極的に縦の繋がりを作れないかな、と思って企んでいます。まずは新歓コンパから。
2007.04.16
- いよいよ本格的に授業が始まりました。月曜は2・4限の授業と、5限の卒論ゼミでけっこう詰まっています。久しぶりに教壇で授業をしたら、やっぱり結構大変なものです。4年生の授業は、今年は卒論必修になったので履修する必然性も低く、人が少ないんじゃないかと思っていたら、ふたを開けてびっくり。意外と多くの人が来てました。プリントが足りなくなり、急遽研究室までとって返してプリントし、また駆け足で教室へ。教室が別棟なので、それなりに距離があって、思わぬところで体力を使ってしまいました。
- 今日の2限は1年生対象の住居学。毎年100人近くが受講してますが、今年最初の授業に行ってみたら、何とざっと半分以下。めっきり人が減ってしまったなあと嘆息。話を始めているうちに、わらわらと遅刻して入ってくる。1年生の最初の授業で、2限の時間で、なんでこんなにみな遅れてくるのかと思っていたら、中央線が遅延。学生の持ってきた遅延証明書には60分と書いてある。ああまた中央線。そんなに遅れてしまったんですね。授業が終わるころにはそれなりに人が入っていました。ちょっと遅めに授業を始めるべきだったなあ。
- とりあえず作成して提出した学会の梗概、この週末に見直して修正して…と思っていたら、すっかり忘れてそのままになってしまいました。読み返してもいないので、けっこうぼろぼろでまずいことになっているかもしれません。もう出してしまったものは仕方ない。。。
2007.04.12
- 今日の午前中に、学会の梗概をなんとか2編アップロードしました。まだ修正して差し替えるつもりで、本当にとりあえずというところですが。何にせよ提出できたという形が大事で、ちょっとだけ肩の荷が楽になった気分(ちょっとだけ)。今回は、データ量で苦労しなかったのが大きいですね。
- 今日、第1回目の3年ゼミがありました。こないだ1回挨拶に来ましたが、正式には初顔合わせです。頑張って全員の顔と名前を憶えなければ!やっぱりゼミ生の雰囲気は毎年変わりますね。今のところは、どちらかと言えば真面目な感じで、バカ騒ぎをしたりぶっとんだ発想を爆発させたりする雰囲気ではなさそうに思いました。だんだん変わってくるかもしれませんが。
- そういえば都知事選、大差でシンタロウが選ばれちゃいました。税金の私物化もワンダーサイトもババア発言も人格あるのかね発言も、全部手放しで許しちゃいました。オリンピック招致に向けてGoGo!何も遮るものはなくなっちゃいました。「「反省の弁」は本物でしょうね」なんて社説も出てましたが、反省なんてするわけない。何と言っても大差の勝利、これで最後の3選目とくれば、あとはもうやりたい放題でしょう。
- なぞなぞ:「でっかい夢」で国威発揚、戦争賛美、弱者は切り捨て、都合の悪い情報はメディアに責任転嫁、言うこと聞かない奴は端から処分。さて、どこの国?
2007.04.11
- 下関に行ってきました。降り立ったのは北九州空港。海上につくられた新しい空港で、ちょうど1周年らしいです。飛行機の窓から見てたら、1本の橋でつながれた四角い島が本当に海に浮かんでいました。小倉まで高速利用しても車で30分以上かかりました。最近はレンタカーを借りると、すっかりナビ任せで、地図をくれたり説明してくれたりはしないんですね。その上、ナビがまだ新しい空港(と新しい高速道路)に対応していなかったため、ちっともナビの役を果たしてくれません。ああいう機械とは、ふだん使っていないと、心を通わせるのが難しそうです。高速なので迷うことはありませんでしたが、隙あらば高速から降ろそうとするナビのガイドが精神的に良くなかったです。
- その日は小倉に泊、翌朝フェリーで下関に上陸、フロイデ彦島というケアハウス・グループホームに行ってきました。東大の大野先生のところで設計したんですね。ステキなデザインの美しい建物でした。今までケアハウスの良い事例というのをあまり見る機会がなかったので、見ごたえがあって面白かったです。いろんな部屋や廊下から関門海峡が見下ろせるんですが、ここがひっきりなしに船が通行していて、海が見えてきれいというだけでなく、動きが感じられます。お昼までしかいなかったので体験できませんでしたが、海に沈む夕日は特に美しいようです。中庭やデッキが効果的に作られ、床から天井までのガラスを通して、部屋の中と外とが相貫して感じられます。下手に和風にしたりすることなく、すっきりとしたきれいなデザインでまとめられてました。美術館のような福祉施設を造りたいというコンセプトが、高いレベルで実現されていたのではないかと思います。頻繁にプロの音楽家を招いてコンサートを開いたり、さまざまなイベントによって地域の人との関係も深まっているようです。館内には美しいゲストルームがあって、家族の訪問が促されているという話も(老人ホームに面会に来るのではなく、海の見えるきれいなゲストルームのある建物に遊びに来る)、なるほど、と頷けるものがあります。
- ただ、生活感という目でみると、何だかきれいすぎて、本当にそこで日々の生活が営まれているという実感が、あまり伝わって来ないのも確かでした。キレイだからいいとかいけないとかではなく、やはりちゃんと入居している人たちの日常の生活を見て、この環境がどのように生活の質に影響を与えているのか、ちゃんと見極めるべきかな、という気がしました。
- 午後からは、関門橋を渡って門司港レトロ近辺を散策。それぞれのスポットはそれなりに充実してるようですが、全体の街並みの統一感については何ともはや。いろんな要素が混在しすぎてるのでは?平日の割に観光客はそれなりに来てましたが。
2007.04.09
- 今日の夕方の飛行機で北九州空港に飛び、明日、下関へ行ってきます。興味深い施設の見学(視察?)。明日は大学の新入生歓迎会とやらで授業はないので、それを利用して。新学期の授業はいよいよ明後日から始まりますが、準備が出来ていないので、気ばかり焦り始めています。
- 昨日は、足立区の一輪車大会へ行ってきました。荒川土手で20kmにチャレンジ。もちろん子供がですが。フルマラソンに比べると、余裕があるかなと思ってましたが、久しぶりのレース参加だったので、きつかったみたい。足を痛めて心配でしたが、今日になったらふつうに歩けるようになってました。小学校も先週始業式で、今日からふつうに授業が始まるようです。
2007.04.06
- 今日は、3年生のオリエンテーションでした。いちおう学年ごとに担任が決まっていて、今年は3年生の担任ということになっています。実際に学期が始まってしまえば、所属ゼミごとに学生に対応するので、ほとんど担任の出番はありませんが、今日までがちょっといろいろ大変でした。履修の登録まではばたばたすることもあるかもしれません。明日は2年生のオリエンテーション。出番がちょっとだけあるので、土曜だけど大学に来ます。
- オリエンテーションの後、新ゼミ生が突然大挙して研究室に挨拶に来たので、心の準備がなくてちょっとびっくり、どぎまぎ。最初のうちの互い緊張感ある、なんとなく初々しい感覚を呼び覚まされました。これからいよいよ新しい年が始まると言うことをしみじみ。
- 建築学会大会の梗概、ようやくちょっと目途が立ってきました。これなら何とか授業が始まる前に何とかなるか。何とか。試しPDFをつくってみたら、今回は容量は大丈夫そう。中身は不問。
2007.04.05
- 本日は大学の入学式。昨晩なんだかとても冷たい雨が降って、雷がごろごろ鳴っていたので、今日はもう嵐の入学式になるのではないかと思ってました。都心の方では雪混じりだったようですね。でも今朝はすっかりいい天気。遠くの山々が白く雪をかぶっているのが印象的な朝でした。桜もちょっと散りかけてはきましたが、まだまだ顕在です。3月18日なんていう開花予想がでたときは、絶対入学式まではもたないだろうと思ってましたが、何だかんだ桜は入学式らしい雰囲気を盛り上げるのに大きな力を持っていることを感じさせられることになりました。
- 昨年度で人間工学の垣本先生が退職され、後任として同じ人間工学分野の佐藤先生が着任されました。佐藤さんとは、早稲田の人間科学部人間健康科学科での3年期限の助手仲間でしたが、何年もの間を置いてここで再び同僚となることになるとは思いもよりませんでした。それにしても、学科のHPを早く差し替えないと。。。
2007.04.04
- 建築学会の梗概〆切は4月の15日17時です。今年は児童養護施設のデータで発表をしようと企んでいます。来週になって授業が始まっちゃうと、もう学会なんぞに全然手をつけられなくなることは目に見えているので、何とか今週中に目途をつけたいと思い、鋭意作業中です。2日くらいでちゃっちゃっと片付けちゃえ、と思いきや、思ったよりも時間がかかってます。また、電子投稿のファイル容量制限をクリアするのに苦労するだろうという気がしてます。
- ホントは科研費の報告書のまとめも、授業が始まる前に片を付けてしまうはずだったのに、これもちっとも手を付けられていません。冷静に考えると、かなりまずい展開だなあ。とか何とか言っているうちに、明日からいよいよ学生が来て、オリエンテーション三昧の日々がスタートします。
2007.04.02
- 4月になりました。今日から新年度が始まります。研究室もこの春休みにずいぶん片付けました。あとは、研究室の真ん中据え付けの大きな棚をできれば取っ払いたいところです。新任助手の辞令もお昼にでたようで、いよいよ新しい体制でのスタートです。
- そうそう今年から、「副手」は「助手」となり、「助教授」は「准教授」となります。ATOKで変換すると、「じゅんきょうじゅ」は「準教授」となってしまい、「准教授」は一発では出ないですね。まだまだ耳慣れない(目も慣れない)言葉であり、しばらくは、「純教授」とか「潤教授」とか「殉教授」とか、いろいろな間違いがありそうです。
- 昨日、映画の日。子供とドラえもんを見てきました。タイムマシン絡みの謎解きとかあって、思ったより面白かったです。辻褄があっているのかどうかはともかく。それにしても、ドラえもんの崩れ方がどうも気になります。それから、のび太は本当にいろんな試練にあって、その都度それを乗り越えてきている体験の持ち主なのに、あぁそれなのに、本当に人間的に成長しないですよね。貴重な経験をその都度表層的に消費して、後には何も蓄積されないのが、のび太ののび太たる所以なのでしょうか。。。まあ、本当にどうでもいいことですが。
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2003-2007, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.