最近は随所で紅葉が見られますが、
日に日に枯れていく葉も多くなってきましたね。
冬到来の前に紅葉だけは見ておきたいと思い、
新宿御苑へ行ってきました。
私は東京出身ではありますが、新宿御苑に行ったのは初めてです。
想像では狭い庭園なのかなと思っていましたが、
充実した散歩ができるくらい広い場所でした。
都心のど真ん中にこれほど広大で自然豊かな場所があったのかと、
とても驚きです??
園内は様式の異なる庭園や歴史的な建造物を楽しむことができます。
個人的には日本庭園と旧御涼亭(中国風建物)がお気に入りです。
また、薔薇花壇では様々な品種の薔薇を見ることができました。
バラの見ごろは10月中旬から11月中旬だそうで、
まだ咲いている時期に行けて良かったです。
東京には他にも六義園や浜離宮といった庭園がありますので、
まだ外出は様子見ではありますが、
機会があれば行きたいなと思っています。
駆け込みにはなってしまいましたが
秋らしさを満喫できて良い日でした!
最近は急に冷え込むようになったので、
皆さんも体調にはお気をつけてくださいね!
(H. Tsunekawa)
先日、私が授業補助を担当している
「衣料学演習」の授業にて蘇芳(すおう)染めを行いました。
この蘇芳とはマメ科の染料植物(木)で、?
色素はブラジリンと呼ばれる色素なのですが
pHが酸性だと黄色~黄橙、アルカリ性だと赤~赤紫というように?
様々な色へと染めあげることができます。?
このまま布を染色液に漬けても染まるそうなのですが
「媒染」という作業を行うと色の定着が良いそうです。?
※「媒染」の作業を行うことで金属イオンや特定の有機物が?
色素の分子と繊維の分子の結合を手助けして(強めて)くれます。
ということで今回、
ミョウバンを溶かした液に布を漬けこんだ後、
①蘇芳の抽出液で加熱、染色する
②蘇芳の抽出液をアルカリ性にし、加熱、染色する
この2パターンにトライしました。
どちらも80℃程度で30分程加熱しました。
加熱し終えたら流水で簡単にすすぎ洗いをします。
するとこのような仕上がりに、、、!
※写真の左3枚が①の方法で染めた布、
右2枚が②の方法で染めた布です。
布の種類、加熱温度、時間、媒染方法等で仕上がりは異なりますが、
こんなにバリエーション豊かに仕上がるとは、、、!
学生に交じって染色世界に触れることができ、楽しいひと時でした。
(Y. Nasu)