出版社:青弓社
出版年:2014年9月
編集: 日本建築学会
(前略)
本書では、第1章にこどもの環境をつくることを考える前段階として、こども施設の社会的動向や環境づくりの理念、理念と環境を繋げることについてまとめました。また第2章が本書で最もお伝えしたい内容ですが、ここでは様々なこども施設での環境づくりの工夫と合い出会いを、伸ばしたいこともの[力」に着目して整理しました。第3章では、具体的なこども施設を事例に、環境づくりの工夫やアイデアが施設全体でどのように統合されているかを紹介します。
(中略)
本書は、2009年から12年にかけての、日本建築学会福祉施設小委員会こども施設ワーキングのメンバーによる議論や施設見学などをもとに執筆されました。わたしたちは、こうした書籍や学会での活動が契機となり、こどもの環境づくりの意義や価値が共有され、様々なアイデアや工夫がつくられていくことを何よりも喜ばしく思います。現場で保育?教育にあたられているみなさま、設計に携わるみなさま、またこども施設に関心を寄せておられるお父様やお母様におかれましては、疑問に思われウル点や記載内容についてのご意見もおありではないかと思います。ご意見ご感想、あるいは多様な環境づくりのアイデアや事例などをお寄せいただき、ともに環境をつくることができれば幸甚に存じます。
(「序」より抜粋)
目次
2003-2014, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.