出版社:彰国社
出版年:2013年12月
編集: 水村容子?井上由起子?渡邉美樹
普通の住まいに暮らし、安心して日々の生活を送る。現在の私たちの社会では、人としてごく当たり前の生活を営むことが、困難になりつつあります。その理由として、超高齢社会、人口の減少、格差化、世帯規模の縮小、頻発する自然災害、地域コミュニティの希薄化など、様々な社会情勢の変化が考えられます。
本書の中にも述べられていますが、住まいは私たち人間にとって、身を守るシェルターであると同時に生活の器でもあります。そのような、私たち人間にとっての住まいの意味やそのあり方(計画手法)を芸角に把握し、実際の生活にその知識を活かすことが、現在のような社会情勢下では求められています。
(中略)
本書は、住まいの計画理論?手法のみならず、現代社会における住まいに関わる諸問題を理解し、その解決につなげる新しい視点の習得を目的としてまとめられたテキストです。また、住居学科や建築学科のみならず福祉系や医療系の教育機関で学ぶ学生のテキスト?参考書として活用されることを考慮しました。このテキストを通じて、読者の皆さんが住まいに対する豊富な知識?視点を身につけ、新しい住まいの創造?構築に貢献されることを願っております。
(「はじめに」より抜粋)
目次
2003-2013, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.