バックナンバー 2004年3月
2004.03.31
- とうとう今日で3月も終わりです。明日からは新学期!さっそく打ち合わせがあります。やれやれ。。
- 何はともあれ、昨日〆切の学生設計展の原稿、無事に提出できたようです。郵送する時間はなかったので、直接の持ち込みで。次は5月の展示に向けて、またもう一がんばり。
- 昨日午後から、和光市にある国立保健医療科学院というところで、討論会という名目の集まりに参加してきました。「ちょっと和光に行ってくる」と言って出てきたので、学生はトンカツ屋に行ったと思ったらしい。。。さすが国立の研究所、トイレで手を洗おうと蛇口をひねると、なんとお湯がふつうに出てくるんですね。2層吹き抜けのワークショップルームは、2層吹き抜けの可動間仕切りで細かく仕切れるようになっていて、これまたびっくり。
- そこでの議論。研究には、役に立つ研究と知的好奇心を満たす研究という2種類があるらしいです。で、私はどうやら後者に属するらしいです。その場では否定したくなりましたが、でもまあそうかもしれません。どっちでもいいという気もしていますが、知的好奇心とまったく関係ないところでやっている研究というのも、どんなものなんだろう。夕方久しぶりにちょっと飲み過ぎたのか、今日の午前中はなんだか酒が残っていました。
2004.03.29
- 先週、千葉県で行われている特別養護老人ホームのユニットケア改修事業の報告会に行ってきました。既存施設の改修は、そもそも大規模処遇を想定した建物であり、それをどうやって小規模なまとまりを作っていけばよいのか、なかなか難しいところがありますね。それでも工夫次第でいろいろなことが出来そうだし、実際に改造してみると、痴呆の高齢者が落ち着いてきたり、リビングが活用されるようになってきたり、入居者同士の会話が増加したり、とさまざまな変化が現れ始めたようです。
- いまのところユニットに求められる条件としては、(1)リビングの落ち着き、(2)多様な過ごし方が出来ること、(3)日常生活上の機能が備わっていること、(4)居室とリビングとの適切な距離、(5)リビングの出入りのしやすさ、(6)スタッフの居場所、(7)変化への対応、というあたりが重要かなと考えています。詳しくはまた書きたいと思っています。
- 窓から外を見ると、すっかり桜が咲き誇っています。3月ももうすぐ終わり、今週は早くも4月の新学期が始まろうとしています。何だかほとんど休みらしいこともないまま、来年度の準備をそろそろ始めなければいけない状況になってきました。学生は2月からずっと春休みだというのに。。。
2004.03.23
- こんなことを言ってたんですね。つまり、国民はお国のためには自分の権利を剥奪されても良いと思っている、この内閣を支持するということは、殺されてもいい覚悟ができているということだ、とこの国のトップ自らが語っているわけです。この発言のとんでもなさを、私たちは自覚してかからないと。。。
- ついでに、こんな大変な出来事に、こんな人ごとのコメントとは。。。
2004.03.22
- 3月20日に卒業式が行われ、卒論生達が無事に卒業していきました。この時期に雪が降るなんて珍しいと思いますが、一時かなり大粒の雪ががんがん降っていました。実践に来て初めてもったゼミ生でしたので、感慨もひとしおです。昨日は銀座で卒業パーティでした。なんだか黒ドレスがやけに多かったような気が・・・
- 昨日の今日で、ちょっと気の抜けた感じです。今日はなんだか雪が積もるらしいとの天気予報でしたが、今のところ雨模様。ちょっと雪が混じっているかもしれません。久しぶりに電車で来たら、横浜線が人身事故で遅れ、1時間半近くかかってしまいました。
2004.03.19
- あっという間に日が空いてしまいますが、非日常的記述「マンションが建つこと」アップしました。前回の続きのような内容です。
- 17日に書いた、震災復興の住宅を見に行って気になってしまったことの一つは、コミュニティを形成するのに「苦労体験の共有」という以上の要因をどうしたら見出すことができるだろうか、ということです。大変なときに苦労しながらも皆で助け合って頑張った、という体験のもつ重みについてです。
- 「震災体験の共有」ということは、なんだかんだ人々を結びつけるのに大きな役割を果たしていたに違いありません。かつての下町的コミュニティというものも、実はそのベースには「貧困体験の共有」があったのではないか。コーポラティブ住宅というのも、うまくいっているところは、人為的な「苦労体験の共有」こそが本質的に重要だったりすることが多いように思います。
- わざわざ皆で一緒に苦労することなしに、共通の利害関係ということとも関わらないで、ふつうの高齢者が(高齢者でなくてもいいのですが)ふつうに暮らしながらの集住・コミュニティづくりが、果たしてどのくらい可能なのか。かなり難しいテーマという気が、今の瞬間、してきています。わざと分かりにくく言えば、自立生活の難しくなった人たちが、相互に自立した存在として関わりながら、自立した社会を形成することの可能性について、とでも言うのでしょうか。
2004.03.17
- 15〜16日と、建築学会高齢者居住小委員会の見学会に行ってきました。岐阜〜京都〜尼崎を回り、有料老人ホーム・グループホーム・デイサービスの複合施設、町家改修デイサービス、震災復興グループハウス、震災復興コレクティブ住宅等々見てきました。何だか久しぶりに、新しいいろいろな施設を見た気がします。こうした先進的な事例を中心に見ていると、高齢者施設のイメージも、随分変わってきたんじゃないかと思ってしまいます。
- しかし、高齢者施設も一昔前に比べれば、確かに格段に良くなっていると言えますが、実績もあり高い評価を受けている施設に、必ずしも居住希望者が殺到するわけではないという現状があります。まだ自分で自立して生活できている段階で、本当にこれらの「施設」に住んだり利用したりしたいだろうか、と考えると、正直何とも言えなくなってきました。まだ自由な選択肢の一つというところまでは行っていない、ということなのでしょうか。
- 最近、コンピュータ画面の左下のあたりで、クリックが効かなくなる現象が続いています。部分的な現象で、それ以外の箇所では問題ないので何とか使えていますが、原因・対処法とも不明で、ちょっと不便をしています。
2004.03.10
- 下の毎日新聞の記事、ようやく発見しました(「論点」)。検索でも引っかかってこないし、トップページから新聞のそれぞれの記事にたどり着くのは、かなり難しいですね。
- 毎日新聞のサイト、4月からマイクロソフトと提携ですか。。。何故?
2004.03.08
- 今日の毎日新聞で、イラク復興について、3人の識者のコメントが載っていました。これを読むと、東大の教授の御用学者ぶりが、楽しいくらい見えてきます。こんなコメントを吐き出すために学問をしてきたのか、そして今も多くの学生を教えているのか、と考えると、何だか悲しくすらなってきます。それとも東大というところは、そもそもこのような役割を果たすようにし向けられているのでしょうか?
- 上の記事を毎日新聞のホームページで探そうと思ったのですが、探し方が悪いのか、なかなか出てきませんね。
- 皆そう思っていることと思っているんですが、ブッシュ政権というのは、アメリカの歴代大統領のなかでも(あるいは現在の世界の指導者のなかでも)際だったトンデモ政権として歴史的に評価されるだろうと、それもそんなに遠いことではなく、おそらく10年くらいのうちには、そのような評価が下されるだろうと思います。(それは今行っていることの酷さそのものというよりも、その酷さをあまりにも露骨に、誰にでも分かりやすく示したということにおいて、です。)そんな政権を、何の疑いもなく、何の議論もなく、何の根拠もなく、支持している某国の政権も、そのころには歴史的に物笑いの種にならざるを得ません。それを学問的にバックアップしている(かのような)御用学者も同罪でしょう。
- 団地のポストにビラを配布して「住居侵入容疑」で逮捕!!これからは、調査依頼のポスティングも宅配やマンション業者の宣伝チラシも、みんな逮捕されるかもしれませんので、気をつけましょう。。。「弾圧」という言葉が、だんだん真実味を帯びてきています。(朝日では社説も出していますが、毎日にも読売にも記事が見当たらないのはどうしたことでしょう。)
2004.03.05
- 昨日も今日も、会議三昧です。明日は土曜ですが、後期入試で大学に来なければいけません。この時期は仕方ないですね。
- 来年度の製図では、きちんとした製図ペンを買ってもらうようにしようか、思案中です。最近はどんどんCADに移行して、製図ペンでの手描き製図は減っているかも知れませんが、CADに全面移行できる環境が整っているわけでもなし、ここは製図の基本に戻り、各自美しい線を引いて美しい図面を描くことをやるべきかな、と。
- 先日、InDesignの解説しているMOOK本を買ってみました。何だか、むちゃむちゃいろんな機能がついてます。本格的にレイアウトしたい人にはいいでしょうね。とりあえず手軽に使いこなす方法を探っていかないと。。。Excel→Illustrator→InDesignの流れには少し慣れてきましたが、でも面倒くさい!とりあえず、Cmd+Tabの有り難さは実感しています。
2004.03.03
- レモン画翆主催の学生設計展に、今年から実践も出展できることになりました。といってもいまのところ卒業制作はないので、設計演習の作品をブラッシュアップして出すしかない!周りは蒼々たる大学の優秀卒業設計ばかりの中、どこまで健闘できるでしょうか。何とか頑張ってもらいたいものです。
- 今日は3月3日、ひな祭りですね。老人ホームに調査に行ったときに、ヒナさんというお婆ちゃんが、「今日は私のお祭りなのよ」と嬉しそうに冗談言っていたのを思い出しました。そういえば最近、施設調査にずいぶん行ってないなぁ。
2004.03.01
- 今日から3月です。あと1ヶ月で今年度も終了ですね。2月分の記述をバックナンバーに回しました。手作業だと結構面倒です。こういうときに、ホームページ管理ソフトが役に立つはずなのかな。
- 非日常的記述に「マンションに住むこと」アップしました。前回から、あっという間に1ヶ月近く経ってますね。定期的な更新とは、なんて大変なのかと思います。
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2003-2004, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.