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図書館にある資料

図書館にある本の概要をご紹介します。

図書

あるテーマに関して記述された著作物で、研究者や専門家によって執筆され、編集者や出版社(者)の手を経て出版されており、内容について責任の所在が明確な情報です。レポート作成や学習には、まず教科書として指定されたものや参考書として紹介されたものを読みましょう。それらはその分野における基本的な用語や概念を解説することを目的に編集されているため、学習に必要な情報を体系的に得ることができます。
図書は出版社(者)が意図する販売対象によって、「一般書」「実用書」「教養書」「専門書」「児童書」「婦人書」に分けることができます。また発行形態によって「単行本」「文庫」「新書」「全集?双書」「ムック(図書と雑誌の中間的存在)」「事典?辞典(書)」「図鑑」「絵本」「コミック」に分けることができます。

新聞

「朝日新聞」「読売新聞」「毎日新聞」のように、前日もしくはその日に起こった社会?経済?政治?文化などの出来事を報道する出版物をいいます。ほぼ毎日刊行されるので速報性に優れています。同じ事柄であっても各新聞社によって書き方が異なる場合があり、客観的判断をするためにはいくつかの新聞を読み比べることが必要です。新聞は「情報の宝庫」であり、社会問題に対する「論説記事」や、話題になっている事柄をかみ砕いて説明している「解説記事」などはレポートの参考になります。図書館では原紙もしくは縮刷版という複製物を所有しており、検索には新聞データベースも利用できます。

雑誌

雑誌と聞くと週刊誌やファッション誌を連想する人が少なくないのではないでしょうか。雑誌とはある周期のもと(例えば月刊)に継続的に発行される出版物をいい、異なる著者が書いた記事や論文が複数掲載されています。
大学図書館は、学習?研究活動の支援を目的としていますので、所蔵雑誌の多くは学術雑誌(大学や学協会発行のもの)です。一般雑誌と学術雑誌の性格の違いをよく理解して使い分けましょう。

一般雑誌…書店や駅で目にする週刊誌、情報誌やファッション誌など
学術雑誌…大学の教員などの研究者の論文が載っている雑誌(紀要)や各学会が発行している学会誌など

図書館では最新号だけでなく過去に出版されてきた雑誌も製本して保存しています。また、電子ジャーナルと呼ばれるインターネット上で読めるものもあります。

図書館での調べ物には以下の資料を使うといいでしょう。

事典?辞典(書)類

ある事柄についての用語の意味や概念の定義、歴史的経緯、研究史や現状などについて解説したものです。事典?辞典(書)の項目は、その分野の専門家によって執筆されているので非常に信頼性の高い情報といえます。事典には百科事典、専門事典、時事用語集などがあります。辞典(書)には英和辞典、漢和辞典、国語辞典などがあります。
ひとつの事柄を調べる際でも、いくつかの事典?辞典(書)を引いてみると多面的に情報を得ることができます。事典?辞典(書)の特色と活用方法、引き方などを知っておくと効率的に調べることができます。

白書?年鑑?統計?法規集?判例集等(公的資料)

各官庁で発行している行政報告書、統計など公的機関において作成された資料等をいいます。議会資料、法令、裁判所記録などは公的な記録として文書(冊子)で出されてきましたが、最近はインターネット上で公開されています。

以上の文章は、新入生?初年時教育用の資料から抜粋したものです。大学生は4年間、短期大学生は2年間かけて、効率的な文献探索法を身に着けていきましょう。

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