Q. 皆さんは、世界三大夜景を知っていますか!?
Ans. 香港?函館?ナポリらしいです。
Q. 日本三大夜景の方は!?
Ans. こちらは、文句なく函館?神戸?長崎でしょう。
別に観光地とするために照明している訳ではないのに、ナゼか魅力を感じてしまう「夜景」。
その魅力がどこにあるのか探ろうとしたのが、この卒業研究です。
とは言っても、香港?函館?ナポリで撮影するには、先立つものが...ちょっと...
イヤ、だいぶ足りません。それで、東京近郊の夜景を扱うことにしました。
東京、横浜で撮影した54枚の画像を暗室で見せます。
実は、これらの画像は、見た目を再現できるようシャッタースピードを変えて撮影した
7,8枚の画像を合成したもの。それらを暗闇で呈示すると、
最初は暗く見えていた画像が10分後には夜景の明るさに見えてくるから不思議!!!
さて、その画像の評価理由と評価の得点の関係を見て行くと...。
評価を下げる要因としてもっとも多かったのは、暗さに関わる項目。
全体的に暗い、部分的に暗い、建物がシルエットなど、本当に多い。
反対に眩しさが挙げられることは少なかった。では、評価を上げる要因は!?
これは、点状の光の面の拡がりを一番に挙げるべきでしょう。上述の三大夜景でも一番目立つ要因です。
先ほどシルエットをマイナス要因として挙げたのですが、
こういった点状の光を際立たせる限りでは、プラスの要因と捉えられることもありました。
その他、水辺では光の映り込みも良い印象を与えることが多かったし、
温かみのある暖色系の光も好印象であることが多かったです。
意外だったのは、航空障害灯の赤など、白やオレンジ以外の光が好印象に繋がることが多かったこと。
ネオンなどと違い、点状の光であれば、光色のバラツキは、
賑やかさや活気をもたらすものとして歓迎されるのかもしれないですね。
さて、あなたは、どんな特徴の夜景が好み!?
夜景の魅力(東野沙織)より