2017.09.28
今月もあと3日。来週はなんと10月です。むむ。今日は、朝から1限・2限と授業があり、お昼休みに学内の委員会があり、午後から学科会議、学部教授会、そしてそのままFDの講演会と、9時から6時半まで丸一日ほぼ休みなしのスケジュール。やれやれ、ちょっと疲れました。そして明日も1限から授業です。- 10年くらい前？新聞のコラム欄でちょっと読んだ記事で、そのときはすっと読み飛ばしていたけれど、でもその話の内容は何となく憶えていて、うろ覚えのまま毎年のように授業で話をしていた話があります。あまりにもうろ覚えだったので、いろいろ検索してもその新聞の記事を見つけることはできませんでした。最近ふっと何かの弾みで、WEB上でその話を見つけました。「条例のある街」という本に載っている「明かりのなくなった街」という話らしいのですが、忘れてしまわないうちに、以下に転載しておこうと思います。障害とは何か、ということについて考えさせられる話です。
- 明かりのなくなった街
この町で目の見えない人が多くなったらどうなるか。みなさん考えてみてください。私はこの町の市長選挙に立候補する。そしたら目が見えない人が多いので、私はたぶん当選するでしょう。そのとき、私は選挙公約をこうします。この町の財政も厳しいし、地球の環境にも配慮しなければいけないので、街の灯りをすべて撤去する。そうしたら、目の見える人たちがあわてて飛んでくるでしょう。「なんて公約をするんだ。夜危なくて通りを歩けやしないじゃないか」と。市長になった私はこう言います。「あなたたちの気持ちはわかるけれども、一部の人たちの意見ばかりを聞くわけにはいきません。少しは一般市民のことも考えてください」。そう、視覚障害者である私たち一般市民にとっては、灯りなんてなんの必要もない。地球環境がこんな危機に瀕しているのに、なんで目の見える人はわかってくれないのだろう。
（野沢和弘著「条例のある街」より）
2017.09.25
ふっっっと気付くと後期の授業が始まってしまいました。授業そのものも毎週追われる感じになるのですが、後期は何といっても学園祭、それから卒業研究へと、怒濤のように続いていくので、またこれから戦場のような日々が続くんだな、と、遠い気持ちになりそうな今日この頃です。今年はちょっとやるべきことの優先順位をきちんと決めて、冷静に進めていかないといけないな、と思うことしきり。- 会議のペーパーレス化を目指して、iPad Proの試用中。Apple Pencilが使えるやつ。サイズは12.9インチで、でかい！重い！キーボードもつけるとほとんどノートパソコンとあまり変わらないんじゃないか、という重さで、ちょっと気軽に持ち歩く気にはなれません。Apple Pencilはちょっと面白そう。メモなどかなりふつうに書けます。微妙にタイムラグもあるような気がしますが、でもちゃんと追随してます。これくらいだと、ノート代わりに使うというのも、あながち無理ではないかもしれません。オンライン上にあるPDFを気軽に読めて、ちょっと注釈を入れたり、ということくらいはまずできるようになりたいところです。iPadはパソコンのようなファイルの概念がないので、まだそこがよく分からない。ただしiOS11にアップデートすると「ファイル」というアプリが導入されて、ファイルが扱えるようになるらしい。ということで、とりあえずアップデート。でも、自由にフォルダをつくったり、ファイルをやりとりできる、というところまでは行っておらず、対応するアプリのファイルのみが扱えるらしい。
- メモをとるためのアプリもいろいろとあるようで、レビュー見ているだけでかなり時間を割かれてしまっています。いくつかある1000円前後のアプリがかなり使い勝手がいいらしい。ノートもとれるし、PDFを読み込んで注釈付けたり、いろいろ多機能な模様。PDFを扱うことだけに特化したアプリもあるようですね。うーん、いろいろ試してみないとわからないことだらけ。。。ちなみに、WordやExcelは無料でダウンロードできますが、このサイズのiPadを使う場合、編集や保存を行うときにはOffice365の有料版にする必要があるようです。まだ恐る恐る触っているくらいなものですが、この12.9インチという大きさだと、でかい、重いというデメリットだけでなく、2画面で使ったり、拡大して書き込んだり、と、実は使い勝手が案外いいかもしれません。下手に持ち運んだりせずに、デスクの上で使うもの、と考えれば。パソコンとはまたちょっと違う楽しさがあるような気もしています。そのあとでiPad miniをみると、何とちっちゃい！
2017.09.15
あっという間に9月も半ば。夏休みも残り一週間を切ってしまいました。来週の木曜から授業開始。9月前半は、広島で建築学会があり、佐賀にゼミ合宿に行き、岐阜にがくたびに行くという具合、毎週のように出張していたので、何だかこの半月が一瞬で通り過ぎたような気がします。出張と出張の間はそれぞれ次の準備に追われて休みもなかったので、さすがにけっこう体が疲れていて、頭も回転しないことしきり。明日から世の中は3連休ですが、日曜にはオープンキャンパスもあり、またいよいよ始まる新学期に向けて、さすがにちょっとは準備をする必要がありますので、はたして休めるかどうか。でもやっぱりちょっとお疲れモードです。- ゼミ合宿に行ったのもずいぶん前のような気がしてしまいます。わざわざ何しに佐賀へ？という多くの人々からの疑問を振り切るように2泊3日で佐賀をぐるっと回ってきましたが、なかなか見所もあって充実した内容になりました。ただし天気には恵まれず。3日ともぜんぶ雨！という当初の天気予報に比べれば、傘をささないでいられた時間がそれなりに長かっただけよかったかもしれません。最終日は、車での移動もけっこう長いのに、朝から集中豪雨のような土砂降りの雷雨でどうなることかとも思いましたが、午後からは雨もやみ、最後も飛行場まで無事に全員で帰って来られたことで、何よりほっとしました。けっこう気疲れしたかも。
- 「がくたび」は正式名称「学長と行く、学祖故郷の旅」ということで、下田歌子の故郷である岐阜県恵那市の岩村に2泊3日で行ってきました。大学からバスで行って向こうで2泊してバスで帰ってくる、というお任せ旅行で、食事も充実。学生はいろんな学科から22名ほど参加。けっこうリピーターの学生も多くいました。初日のプログラムは、現地に行って岩村の伝建地区とガイド付きで見て回り、展望台から日本一の農村風景を眺めて、宿で晩ご飯。2日目は午前中は講義を聞いて、お昼は農家で五平餅。午後は岩村の歴史資料館を見てから、日本三大山城といわれる岩村城跡に登城。けっこうきつい登りでした。最終日は岩村から電車で恵那に行き、中山道広重美術館を見て帰途に着く、というもの。実は2日目の講義では70分ばかり喋らされたので、気楽なばかりの旅行というわけではありませんでしたが、なかなか楽しく行って帰ってきました。名物の飛騨牛も寒天豚も地鶏も鮎も五平餅も、と、かなり豪華な食事も食べられて、学生にとってはなるほどお得なプログラムかもしれません。