2015.07.19
いや、暑い暑い、暑いです。台風が去ると共に、梅雨が明けて夏が到来。今日は34°くらいあったんでしょうか。火曜日の建築法規に備えて、日曜日に研究室で勉強会をしたい！という学生からの熱い期待に応え、本日は研究室オープン。でも日曜はクーラーが入りませんので、窓全開にしても暑い暑い。年代物の大型扇風機だけが頼りの綱。5〜6人来ると言ってたのに、フタを開けたら来たのは3人。休みの日でも要求すれば開けてもらうのが当たり前、という感覚は何とかしないといけないと思いました。いずれにしても仕事を溜めているので来ざるを得なかった事情はありますが。- 課題の採点の山と査読の山と、加えて
2015.07.18
新国立競技場が急展開。どんなに馬鹿馬鹿しく、無駄に金のかかる、役に立たない、そして醜悪に変更されてしまったデザインに対して、「計画を見直すことはない」と言い続けてきた政府でしたが、一夜にしてゼロベースで見直すという白紙撤回に踏み切りました。競技場計画に関わっていた全員が「自分のせいじゃない」と言い張る責任転嫁と、「でも見直してたら間に合わない」「公約したからしょうがない」という言い訳ばかりを根拠として、巨額な負の遺産の建設が推し進められようとしていましたが、ここに来て急展開となりました。これは良い決断、と褒める人もどうやらいるようですが、さてこれは、あまりにも大きくなってきた批判の声に応えて、ついに聞く耳を一切もたなかった政府が、大勢の人の声に耳を傾けようとした結果と言えるのでしょうか。- もちろんそんなことはありません。安保法案を強行採決したことで急増した国民からの批判に対して、どう見てもそのガス抜きとして利用されただけのことでしょう。数日前まで「あれは民主党時代に決まったことだ」というウソと責任転嫁に終始していたことを、われわれは忘れるべきではありません。あたかも、国民の声に応えて自分が決断して撤回させたボク！というポーズをとるためだけに、国立競技場問題をダシに使ったことになります。自分の欲望を叶えるためには、オリンピックも2500億の税金も、しょせん道具の一つくらいにしか考えていないでしょう。気をつけておかないと、2500億かかるはずの競技場を2000億まで圧縮しました、と言いつつ、皆が注目しなくなったころに焼け太りする可能性もあると思います。
- しかしともあれ形式的には、多くの人の批判によって愚劣な政策が一つ押しとどめられた、ということになります。われわれとしては、これからより一層批判を強め、（競技場問題の比ではない）愚劣な暴走を押しとどめるようとすることが大事であり、押しとどめることも不可能ではない、ということを学べるように思います。それが、日本がまだ完全に独裁国家に落ちたわけではなく、辛うじて民主的な国であることを世界に示す、一つの方法なのかもしれません。
2015.07.15
インテリア設計士講習会＆検定試験、嵐のように終了しました。今年はなんだかみなぎりぎりまで追い詰められていた気がします。試験直前の水曜・木曜にチェックを終えたのが12時を回ったのも初めてだし、試験前日の夜10時まで、ラウンジに製図板を引っ張り出して製図をしていた学生がいたのも初めてです。試験が終わった後、「学科試験でやらかしちゃいました〜」と泣きを入れてきた学生もいました（3枚ある解答用紙の2枚目までしか気づかず、後半1/3が手つかずのまま・・・）。終わってしまえばバタバタとした1ヶ月でしたが、今年はちょっと結果が心配です。- そんなインテリア設計士試験の当日、大阪の近畿大で開催されたMERA研究会に参加してきました。研究会テーマは「ロボットが私たちの周囲に加わる可能性と課題」。なかなか面白い、いろいろなことを考えさせてくれる研究会だったので、久しぶりに非日常的記述を更新することとなりました。本当は1泊してゆっくりと、と思ってましたが、この日はなぜか大阪市内の手頃なホテルはどこもいっぱいで（金額に糸目を付けなければいくらでもありますが）、ほぼ終電で日帰り出張となりました。
- 本日、ついに「戦争法案」が衆議院で可決、というニュース。与党のみによる強行採決。史上もっとも愚劣な政権がもっとも愚劣な法案をもっとも愚劣な方法で決めてしまった。形ばかりであったかもしれないが、立憲主義も法治国家も民主主義もゴミ箱に捨てられてしまった。さらに「奴隷労働促進法」を進め、武器を輸出し、大学の反知性化を進め、マスメディアを私物化し、沖縄の基地建設を強行し、福島を放置したまま原発を再稼働し、もはや醜悪な新国立競技場をごり押しし、税金を湯水のように使いながら日本の国際的信用を破壊的に失墜させている。どこにも合理的で論理的な説明はなく、ウソとデタラメと支離滅裂と恫喝と罵倒と強権によって、しかも白昼堂々と進められている。
2015.07.04
まだまだ前期は始まったばかり。7月なんてまだまだずいぶん先のこと。と思っていたら、おっといつの間に7月に突入してました。今年も早くも半分が過ぎてしまったということでもあります。毎年の事ながら、インテリア設計士の時期に突入すると、連日てんやわんやの状態で、落ち着きのないままに日々が過ぎていってしまいます。今年はそれに加え、8月に研究室の一時引っ越しが控えているので、夏休みはほとんど使いものにならない疑惑が。7月もあと3週間。この間に、インテリア設計士の試験、ゼミの前期活動成果出し、卒研の規格発表会に向けてのばたばた、各種試験と製図の課題、ゼミ合宿に向けて準備、オープンキャンパス向けの準備、査読が3本、諸々と、数え上げてみると余裕のない日々が続きそうな今日この頃です。じっくりと本を詠んだり考えたり、という時間がとれないのは何故？- 今年のゼミの前期後半では、3チームに分かれて実践的な課題に取り組む、という方針でやっています。一つは、高齢者施設のリビング改装計画の立案チーム、二つ目は、生活環境学科PRパンフ作成チーム、そして三つ目は、日野探検＆勝手にPRチームです。チームによって、とりあえず進んでいるところと、ちょっとうまく足並みを揃えられず留まっているところがあります。最初のイメージでは、こちらももうちょっと頻繁に関わって、学内でも学外でもどんどん活動の場を広げていく、という図を描いていたのですが、現実はなかなかそうもいかず。。。だんだんと前期も残り少なくなってきてしまい、とりあえず形になりそうなことを考えなければ。