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バックナンバー 2013年9月
2013.09.15
建築学会の後、宇和島調査・瀬戸内合宿と立て続けの出張ラッシュが終了しました。まだ頭が現実モードに切り替わっていないような、頭の奥深くがどんよりと重くなっているような感じです。気がつくと9月も半ば、今週の金曜から後期が始まってしまいます。今週はそのつけが回って、やるべき仕事が山のように積もっています。なんだかあっという間の夏休みでした。
今年の夏合宿は、瀬戸内芸術祭をメインに、小豆島・犬島・豊島を巡ってきました。通常は一番メインとなる直島にはあえて立ち寄らず。直島はこれまで合宿で2回行ってるし、たぶんまだけっこう混んでるだろうし、ピックアップされすぎて何となくかつての素朴な味わいが弱くなっているんじゃないかな、と思ったためです。初日は倉敷散策して岡山から船で小豆島入り。犬島や豊島には大勢で宿泊できるところがほとんど見つからず、小豆島を拠点とすることとしました。夕方の船はなかなか旅情が溢れていました。2日目は、午前中犬島、午後豊島、という島巡り。犬島は人口50人程度の小さな島。以前から気になっていた精錬所美術館を訪れることができました。建物内の展示は思ったよりあっという間でしたが、外部空間がとにかく魅力的でした。時間を忘れてのんびりとくつろぎたくなる場所です。家プロジェクトは、アートそのものの面白さもありますが、アート巡りと称して集落を散策できるところが魅力です。豊島に渡って昼食後、豊島横尾館へ。民家を改修して横尾忠則の世界を体感させる小さな美術館です。豊島美術館は何とも不思議な空間。周囲の棚田の風景に白い不定型なぬめっとした建物。中に入ると外からは切り離されただだっ広い洞窟のような空間が広がり、あっちでもこっちでも静かに人がしゃがんで、床を這う水滴の流れをひたすら追いかけています。ここもつい時間の経つのを忘れてしまいます。3日目はレンタカーで小豆島巡り。今は瀬戸内芸術祭の開催期間外ですが、小豆島では期間外でもやります!と力を入れてアピールしています。いろいろとトラブルがあって予定通りには巡れませんでしたが、土庄迷路の街でMeiPAMと中山集落の「小豆島の光」が面白かったです。小豆島の光は、巨大な竹籠の中に身を置く体験。裸足の竹の感触と、編まれた竹の隙間からの木漏れ日が心地よいです。レンタカーを返却してフェリー乗り場に着いたのが、船の出港5分前。ぎりぎりで何とか帰ってくることができました。船で島を離れるときの一抹の寂しさが、じんわりと旅の思い出を刻みつけるような気がします。今回も充実した2泊3日でした。
本日はオープンキャンパス。朝からすごい大雨で、日野にも大雨洪水警報が発令されていました。台風はこれからどんどん近づいてくるし、オープンキャンパス大丈夫?と思っていましたが、午後からは雨も止んで晴れ間も見えてきました。朝からのあの天気では全然来ないんじゃないかと予想していましたが、思いのほかそれなりの人に来ていただいていたようで良かったです。
2013.09.02
建築学会in札幌から帰ってきたら9月になっていました。札幌は最高気温23度とか25度で、とくに夜などは上着が必要なくらいでしたが、こちらはまだまだ36度とかあったみたいで、暑い日が続いているようです。札幌ではいろいろとハプニングに見舞われつつ、なんとか発表と司会を終えて帰ってきました。今年の学会はけっこう健全に(夜は寝る)過ごしていましたが、帰ってきてみたらやはりいろいろと疲れが溜まっている気がします。昨日の夜に東京に帰ってきて、今日は調査の準備をして、明日からは宇和島に調査に行ってきます。朝9時に羽田集合してまた空路。宇和島から帰ってきたら、翌週にゼミ合宿となります。夏休みものこり僅かとなってきた気がします。
札幌にはいろいろと仕事道具を持っていったのですが、案の定というかほとんど進みませんでした。人生なかなか思うようには捗りません。夜はあまり飲み歩かないようにして、例年よりも比較的早くホテルに帰っていたはずなのに、いかなることでしょうか。発表の準備も控えていたし、それよりも夜は寝ないと持たないようになってしまいました。さて、明日からの調査行でもいろいろと持参する必要がありそうです。無駄とは思わず、荷物を増やしていくことになるでしょう。
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2003-2013, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.