2007.07.31
今日から夏休み（試験が終了したにもかかわらず、実は補講期間らしいですが）。学生も来ない静かな研究室で、一日原稿書き。何度もプリントアウトしては手を入れて、その都度真っ赤になっています。作業がいつまでたってもちっとも収束しないのは何故だろう。明日くらいには何とか仕上げたいんですが。- あべさんが首相になったことによる大きな功績として、「美しい国」などという抽象的で耳障りのいい言葉に対するいかがわしさを、われわれに十分思い知らせてくれたことがあります。なかなかこれだけ不祥事連発できるものでも、無能ぶりを発揮できるものでもないし、言ってることが二転三転するわ、人に責任転嫁するわ、都合のいいように何でもねじ曲げるわ、これでもか、というほど「美しさ」と対極にある身の振り方をもって、まさに自分の身をもって「美しい国」の空虚さを示してくれています。こいずみさんあたりに勢いよく「美しい国にしていきましょう！」なんて言われたら、みなその気になっちゃったかもしれない。後の歴史から見ると、完全に危うい方向に流れようとしたところを、あべさんのお陰ではっと我に返り、ぎりぎりのところで持ちこたえることができた、ということになるかもしれない。
2007.07.30
今日2科目の期末試験が終わり、いよいよ本格的に夏休みです。試験期間は今日までなので、最後の最後に試験をやったことになります。学生としてみれば、先週のうちに終わらせておいてくれれば、もうすっかり夏を満喫していたのかもしれません。何はともあれ、これからしばらく学生の数は激減します。目先の言い訳もなくなり、やらなければいけないことを一つ一つ終わらせていかなければいけません。- ここのところ梅雨もようやく終わったかのように暑い日が続いていましたが、昨日今日と妙に不安定で、すごい雷雨になったりしています。雷が鳴るとようやく梅雨明け、なんて言われていましたが、これから果たしてどうなるでしょうか。
- 昨日から世間の話題は参議院選挙でもちきりという感じです。ものの見事に自民党が歴史的惨敗という結果となりました。年金だの大臣だの原発だのいろいろと原因が取りざたされていますが、その一番の功績はシュショーにあることは間違いないところでしょう。数の力で問答無用にワガママ放題、でもやることなすこと穴だらけで、都合が悪くなると、二転三転、その場しのぎ、言い訳、ごまかし、責任転嫁、誹謗中傷、しどろもどろと、本人が露出するたびにイメージダウンのオンパレード。不運な外的要因どころか、こんなに分かりやすい内的要因は滅多にないのではないでしょうか。でもそうした世間の声に気付かないのかまったく聞く気がないのか、まだシュショーにとどまる意向を早々に示しました。（NHKを見てましたが、何を聞かれてもまともに答えず、うつろな目で自分の言いたいことだけを繰り返していましたね。）居座り続ける以上恐らく支持率はまだまだ下がるでしょうから、まだこの程度の惨敗では物足りないと言わんばかりです。
2007.07.26
先週から今週にかけて、ずいぶんとばたばたとしています。金曜の夕方から学会で高齢者居住小委員会、土曜は四谷で福祉住環境セミナー、月・火は丸二日JIHaのセミナー、昨日は昼から国交省の打ち合わせの後、学会で環境行動研究小委員会。なんだか毎日のように東京に出ています。今一番の課題は原稿執筆が全然進んでいないこと。。。- この間、高齢者居住小委員会のときと環境行動研究小委員会のとき、それぞれに最近の学位論文をもとにした研究会が行われました。久しぶりにまとまった研究の話を聞いて、勉強になりました。それぞれ何年もかけてまとめ上げた成果なので、調査も緻密で理論武装もされていて、聞き応えがありました。学会等で単発の発表を聞いていただけではやはり、研究の全貌は見えてこないことを痛感します。
- 日曜に、自宅マンションの階段の踊り場でタマムシを発見。子供の頃には時々家の中に入ってきたりしてましたが、それ以来、本当に久しぶりに見たような気がします。捕まえて玉虫厨子でも作ろうかと思いましたが、一匹ではどうにもならないので、観察するだけにとどめておきました。写真にとって図鑑で見比べたりしましたが、他に似たような種類のものがいるわけでもなく、思い切りタマムシだったのでした。アップで見ると仮面ライダーのようです。
2007.07.17
土曜には前期最後の授業と、その後、5限の時間に前期最後の節目となる卒研の企画発表会。3年生も基本的に全員参加。ただし5限の授業がかぶった人が何人かおり、そんな授業なんて最後くらいサボっちまえと言うわけにもいかず。台風の影響で外は雨模様の「嵐を呼ぶ卒研企画発表会」となりました。その後、7時から立川で打ち上げ。飲み放題なのにビールがないという不条理さに直面し、久しぶりにサワーを2杯ほど飲んだところ、何だか妙な回り方をしたらしく、翌日の午前中くらいまで気分がすぐれませんでした。- 台風は全国的に大変な雨をもたらしていきましたが、幸いこの辺りはさほど大したことなく過ぎていきました。ただ、台風の再接近した日曜がオープンキャンパスだったことで、こちらの人出は少なかったようです。こればかりは仕方ないといいますか、台風にも負けずに来てくれた人がいたことに感謝したほうがいいかもしれません。
- そして昨日は新潟で震度6強にびっくり。少しずつ被害の数字が大きくなってきています。柏崎原発では火災に加えて、放射能漏れ。あれだけニュースで「外部への放射能の影響なし」と言っていたのは何だったのか。直下型とは言え、震度6強程度であの様というのも、これはかなり危ないのではないか。
- 7月後半戦も、またまたピンチの連続です。今週の原稿、週末の外部セミナー準備と資料作成、来週頭の設計相談会の事前準備、来週〆切の原稿、そして月末には報告書の提出も控えてます。。。その間に、学会の小委員会が2つもあり、修論の中間発表会なんてものまであったりして、ほとんど身動きがとれません。
2007.07.13
先週インテリア設計士、今週木曜にゼミの発表会、その合間合間に試験と、3年生にとってなかなかハードスケジュールで、今日の製図の〆切はどうなることかと思っていましたが、思いのほか、みな何とかクリアしていました。一昨日あたりは、もう絶対まにあわなーい！等々叫び声が聞こえていましたが、あんまり寝ないで頑張ったようです。今日はゆっくりと寝ることができるでしょう。明日は、卒業研究の企画発表会をします。いちおうこれで、前期の締めとなります。- 明日は土曜だけど月曜授業ということで、朝から授業があります。夜はに立川あたりで、前期のゼミ打ち上げの予定ですが、台風は大丈夫かな。なんだか週末にかけて思い切り直撃しそうな勢いですが。
2007.07.10
恒例のインテリア設計士の試験も終わり、一つ重荷が降りた感じです。結局土日の2日間とも、手出しは何もできないものの、研究室で待機していました。休み時間に覗いてみると、思いのほかペースを上げて描いている学生が多かったようなので、それなりに安心して見ていられました。一月前に比べると、やっぱりかなり手早くきれいな図面が描けるようになったのかな、と思っています。ふだんからこの集中力と勢いがあれば、製図の設計課題なども、格段にレベルの高いものがばしばしと登場しそうなものですが。。。- 福祉住環境コーディネーター2級の新版テキストを購入してみました。なんかこれまでのテキストの1.5倍くらいの厚さが。。。全面的に改訂になり、図版なども増えているようですが、それぞれの記述がかなり細かくなり、内容的にもずいぶん増えているような気がします。これから受験する人は大変だ。。。
- 今日は授業はなく、明日は「授業調整日」とやらでやはり授業はなし。木曜のゼミと金曜の製図、そして土曜の月曜授業が終わると、前期の授業は終了です。あとは試験に突入するのみ。
2007.07.06
ここのところ、インテリア設計士試験の準備に追われ、連日ばたばたしております。毎週の実技試験対策講習会に加え、昨日は学科試験の対策講座も行い、毎日帰りがけっこう遅くなっています。ようやく明日が本番となりました。もう学生も帰宅し、手を出せることは何もなくなりました。何とか無事にみな頑張ってもらえることを祈っています。- 明日・明後日でインテリア設計士の試験は終わりますが、来週は授業の最終週、前期のゼミ発表、そして設計製図の課題提出と、ゼミ生は何とも盛りだくさんな今日この頃となっています。こちらも、原稿2本と報告書、その他その他で、まだまだきつい日々が続いていきます。
2007.07.02
いよいよ7月、今年も後半戦に入りました。梅雨というほどの雨はそれほどでもなく、すでに暑い日が続いています。昨日は、今月末に行われる予定の商業施設士試験のための、実技試験講習会が行われました。4年生対象ということもあって、ちょっと人数も少なかったのですが、講師の方に来ていただき、無事に終了しました。（自分でやらないというのは何とも気が楽なものです。）来年度もこうした講習会はやっていただけるのでしょうか。そして来年度はもうちょっと受講者数が増えてくれるでしょうか。- キューマ防衛相の「原爆しょうがない」発言、またもや暴言炸裂という感じですが、国内外に最初に発信されたときのシュショーは、とくに問題視しない、というようなコメントをしていたと思います。どんどん問題が大きくなって、発言も撤回せざるをえなくなってから、慌てて「厳に慎んでもらいたい」なんて言い出してます。でもこの発言の何が問題なのか、シュショーが当初気付いていなかったことは全世界的に知れ渡ることとなってしまいました。今でも気付いているのかどうかは甚だ疑問です。よく分からないけども皆が騒いでいるので一応注意はしておこう、大臣の責任問題となると自分にも責任がかかってくるので、もうこれで幕引きとしたい、という美しい思惑でしょうか。「大きな被害を受けた長崎、広島の被爆者の気持ちに立って常に考えなければならない。」言う人によって、こんなに気持ちの伝わってこないコメントも、なかなかないかもしれません。
- 高齢者住宅財団の財団ニュースが送られてきました。いきなり初っ端に原稿が出ています。これから何回かにわたり、連載していく予定。さてさてどこまで続けられるでしょうか。